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エセックスクリスタル(リバースインタリオ) クラバットピン 「近づく馬車」 ロックリスタル(水晶)、18K イギリス 1870年頃 直径 2,2cm ピンを含む全長 7cm いや〜、こんなに面白い構図のエセックスクリスタルは今まで見たことがありません!! だって四頭建ての馬車という横に細長いモチーフを正面から見た構図ですからね〜!! 絵を描くだけでも難しいのにリバースインタリオ(水晶の裏から彫って彩色)しているんだから「信じられな〜い!」(笑)。 カメオでさえ、人物の正面のモチーフは少ないでしょ?それは小さな固い石に人物の正面の構図を彫るのは難しいからです。 ましてやこのエセックスのように、直径がたった2,2cmしかない水晶に、カメオとは逆に彫り込む訳ですからね。 リバースインタリオは、手前の部分が一番深く彫られていますから、先頭の馬の鼻が一番深く彫ってあるのです! 後部の4人の紳士が一番浅く彫られていてその前の御者はそれより少し深く彫られているのです。 彫った後に一番深い彫りの部分から彩色していっています。 これは躍動感溢れる馬の彫りと彩色が素晴らしいんですよ!♪ しかも馬は見る角度によって変化するのは、ちゃんと立体的に彫ってあるからなのです!! 馬に付いている馬具も、もちろんちゃんと彫ってあります。唯描いているんじゃないのです。 アンティークジュエリーの中には、唯技術的に凄いだけではない独創性のある作品があるんですよ。このエセックスクリスタルのようにね。 これを作った作者の才能には感服です! こういう作品がノーサインであるのもアンティークジュエリーの魅力です! だから僕はこういう物を探し続けているのです!! |