ブラッド・ジャスパー、


緑の中のヴィーナス インタリオ ブラッドジャスパー
インタリオ 17世紀 「緑の中のヴィーナス」
イタリア 17世紀(1600年〜1700年頃)
ブラッドジャスパー(碧玉)
5cm×3,6cm
Sold
17世紀の大型のインタリオはミュージアムでないと見られない程の美術的希少価値のある物です!

フレームは作りが良くないので、22Kでもっと時代のイメージ合う物を作る予定です(価格はそのフレーム加工代込みの価格です)

※Aは裏から光を当てた画像です。

この大型のインタリオは300年から400年前に作られたインタリオですが、古い年代ならではの非常に面白みのある石、ブラッド・ジャスパーを使っています!

ジャスパーは碧玉と言われ、日本で古代に勾玉などに使われていますが、赤い斑点のあるブラッド・ジャスパーでこのように大きな石は希なようで、古い年代のインタリオでしか見られません。

この石は両面にヒビのような物が見えますが、これは後で入ったヒビではなく、もともと石にあった筋のような物で、ここから割れるようなことはありません。
このようにヒビと間違うような筋があっても使ったのは、この石が貴重な石であった証なのです!

それに作者は、この石を見てインスピレーションを感じたのに違いないと僕は思います!きっとこの深い緑と斑のある面白い石を見て「緑の中のヴィーナス」を彫ってみようと思ったのだと思います。

インタリオの彫りと仕上げは、18世紀後期の完成度の高い物とは違い荒々しさがありますが、それもまたこの独特のブラッド・ジャスパーの雰囲気に合っているように思えます。

カメオは複数の色の違う層を使った浮き彫りなので、地の色とモチーフの色が違うせいもあり、モチーフがはっきり見えて分かりやすいのが特徴です。
モチーフの部分が凸なので傷が付きやすい指輪は少なく、ブローチやペンダントがほとんどです。

インタリオはほとんどの場合、一つの層の石を使い、沈め彫り(凹)なので傷が付きにくいことから、指輪が圧倒的に多いのが特徴です。

でもこの「緑の中のヴィーナス」のような大型の場合は、光の当たる角度によってモチーフが浮き上がって見え、幻想的な美しさを感じます!♪
まるでうっそうと生い茂った薄暗い森の中のヴィーナスという雰囲気ががあるのです!

このように天然の面白みを感じる石を使ったインタリオは、古い年代のインタリオならではの特徴と魅力なのです!!♪

18世紀後期の作家のインタリオや、19世紀のこぎれいなカメオと比べて、300〜400年も前の極めて希少価値の高い優れたインタリオが100万円を切る価格なのは、本当はおかしな事なのです。まあ、アンティークジュエリーの価格は、その美術的希少価値よりも、分かりやすく、一般的に人気のある物の方がすっと高い価格になってしまうものだってことなんです!
このぐらい古い年代の作品は、市場に出回っているものではないのです!
みんなフランスのルイ王朝に関係するような人たちのコレクションから出て来る物なのです。

だから敢えて僕はこういう知られざる古い年代の作品を積極的に扱っているのです!そして少しでも多くの日本人の方にその魅力を分かって頂きたいと思っています。

17世紀 インタリオ
17世紀 インタリオ
17世紀 インタリオ
17世紀 インタリオ
17世紀 インタリオ
裏 粘土に押した画像
右は粘土に押した画像です。




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