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後期アールデコ ステップカット・ダイヤモンド リング ヨーロッパ 1930年頃 ベゼル 1cm×1,1cm サイズ6〜7号(変更可能) ステップカット・ダイヤモンド、 オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、 ホワイトゴールド Sold 後期アールデコのシンプルで現代的なデザインは、正にリアル・アールデコ!! この指輪の最大の特徴はステップカット・ダイヤモンドを特徴ですが、このカットは後期アールデコに初めて登場するのです。 ステップカット・ダイヤモンドは、ダイヤモンド特有のファイヤー(虹色の光)やシンチレーション(光の動き)はエッジから僅かに出るだけなので、輝きを求めるカットではありません。 スッテプカット・ダイヤモンドは、透明感を楽しむカットなのです! それだけに石の質が良くないと駄目なので、可成りグレードの高いジュエリーでないと使われてはいないのです!!それだけにこのカットはとても贅沢なカットなのです。 スッテプカット・ダイヤモンドのセッティングは、爪を使わずにカリブレカットのように縁を倒して留めています。 二つの長方形のスッテプカット・ダイヤモンドを左上は縦に、右下は横に並べ、その隣に美しいファイヤーとシンチレーションのオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドをセットして、ダイヤの透明感と輝きのコラボレーションが楽しめる指輪です!♪ この指輪に使われているオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドは、現代のブリリアンカットに近い、当時としては最先端のカットです! オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドは、石の裏に尖った部分(キューレット)を大きくカットしてあるのですが、この石はそれが現代のカットと同じようにカットされていないのです。 この指輪のような後期アールデコのデザインの指輪はとても少なく、本来ならもっと高価な指輪ですが、元の持ち主が相当に愛用したらしく、シャンクの細かな傷が結構あります。だからこれだけのお買い得な価格になっているのです。 でも心配ご無用!♪ この傷はアンティークの指輪としては、奇麗な状態に修復出来ますから・・。 |
ステップカット・ダイヤモンドは、実はダイヤモンドが初めてカットされた16世紀後期から17世紀にかけても使われているのですが、18世紀にオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドの登場で一端は姿を消しているのです! 16世紀後期から17世紀にかけてのステップカット・ダイヤモンドは、クローズド・セッティングなので石の透明感を楽しむ為のカットというよりは、まだカットの技術が未熟だったのが理由です。 この時代にステップカット・ダイヤモンドには、後期デコのステップカット・ダイヤモンドとはひと味違う魅力があり、僕は好きですね。 初めてステップカット・ダイヤモンドが登場して姿を消してから、300年もの後の時代にまた人気が復活するとは何とも面白い現象です! 17世紀のステップカット・ダイヤモンドのジュエリー。 |
充分に厚みのありしっかりした作りです。 |
ベゼル裏の作りを見れば如何にこの指輪が良い作りかが解ります! |