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『ゴルコンダの白い輝き』 ダイヤモンド ブローチ 1840〜1850年頃 オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド’( 約3.7ct) サイズ 39mm×22mm 重量 9.5g Sold ダイヤモンドの産出料は1870年代に南アフリカの誇大なダイヤモンド鉱床が発見されたからです。 それ以前はインドとブラジルですが、インドのダイヤモンドが質量ともに圧倒しています。 インドのダイヤモンドは、ゴルコンダで採れた訳ではなく、そこがダイヤモンド取引の中心地だったので、インド産のダイヤモンドはゴルコンダと言われているのです。 南アフリカのダイヤモンドが採れ出す前は、上質のダイヤモンドは圧倒的にゴルコンダのダイヤモンドと言われていますが、南アフリカ産のダイヤに比べて産出料は極めて少なかったですし、最盛期は18世紀で終わっているので、19世紀の頃には僅かの量しか採れなくなっているのです。(20世紀初頭には完全に終わっています) |
1870年以前のダイヤモンド・ジュエリーは、使われている石の質が良くないので、クローズドセッティングにして、石の下に金属箔を敷いて少しでも輝くようにしているのです。 時間の経過とともに、その金属箔が変色している場合が多く、余計に奇麗ではない印象を受けるのです。 そんな状況でも、このブローチのようにオープンセッティングにしている物は、ダイヤモンドの質が良いからです!! だから1870年以前のダイヤモンド・ジュエリーではこのようなオープンセッティングの物は極めて希な物なのです!! そして、この時代の上質のダイヤモンドはゴルコンダ・ダイヤモンドと言われているのです!! フレームの作りがインドの物ではないので、100%ゴルコンダとは言い切れませんが、そういう訳で、1870年以前の作りのジュエリーに使われている上質のダイヤモンドは、ゴルコンダ・ダイヤモンドとヨーロッパのアンティークジュエリー業界では言っていいるのです! ゴルコンダ・ダイヤモンドの輝きは、南アフリカ産の石とは違い、水面の輝きのような柔らかさを感じる独特の物です。 このブローチも箱の蓋を開けた瞬間に今まで見たことないような、実に美しい個性的な輝きを感じました。 このブローチのデザインはとても優れた物ですし、ミルとは違う歯車のような深いギザギザは、高度な技術と手間を掛けなければ絶対に出来ない仕事です! 裏の金の部分の仕事と仕上げも完璧ですし、この作りを見ていると、如何にこのゴルコンダのダイヤモンドが貴重な石だったかが分かります。 このブローチの価格は、円高を反映したとてもお買い得な価格になっています。 |