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天然真珠(バロック) ペンダント |
僕はこのような大粒の美しいバロック真珠を使ったアンティークジュエリーを過去に見たことがありません! このバロック真珠を見ていると、ルネサンス期に芸術家の創作意欲を刺激して作られた大型のバロック真珠を使った芸術作品が生み出されたことが納得ゆくというものです! このバロック真珠は、ウィーンの美術史美術館にあるルネサンス期に作られた、葡萄の房のような天然真珠を使ったペンダントと似たようなタイプのバロック真珠であることが分かります。 多数の真珠が固まったような不思議な形状は、いろいろな特別の条件がすべて整うという、確率的には余りにも低いことがたまたま起きて出来た極めて珍しい天然真珠なのです!! 照りが良いうえに凸凹なので、真円真珠とは全く違う輝きが魅力です!♪ 最上質の養殖真珠真珠では5年の歳月をかけて作った物もありますが、それでも真珠層の厚さはたった2mmしかないのです!! だからこのような大粒の天然真珠は、20年から30年も掛かって出来た極めて貴重な真珠なのです!! だからこそ、この天然のバロック真珠のペンダントを作った作者は、小さくても高級な石のデマントイド・ガーネット、ルビー、エメラルドを使って、デコボコの天然真珠に蔦が這うような、想像を絶する難しい細工をしているのです!! 天然真珠の詳しい説明は《知られざる天然真珠の魅力》でご覧下さい。 |
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葡萄の房のような天然真珠を使ったペンダント エナメル、ルビー、ゴールド 16世紀後期 美術史美術館蔵(ウィーン) |
このように金の板状の物で、まるで蔦が這うように真珠のデコボコに合わせてセットするのは、固い宝石ならいざ知らず、宝石に比べたら傷が付きやすい真珠では考えられないことです!!! もちろん熱は加えられないので、蝋付けが出来ないから何カ所かでかしめて留めているのですが、それにしてよくぞ作ったものです!! 僕はこれを作った職人に会ってみたくなりました。 |
凸凹にぴったり合うように作られた台座の仕事は素晴らしい!! |
こういうセッティングは、僕は38年間この仕事をしていても初めて見る物です!! この素晴らしいバロック真珠を見て、 この極めて貴重な天然真珠を活かす為に、作者が試行錯誤のうえ、考えついたセッティングな筈です!! これは普通の職人では出来ない細工です!! おそらく何ヶ月もかけて試作を繰り返して作った筈なのです!! |
このアンティークのケースは後でアンティークのケースを使って中を作り替えたケースですが、良いケースなので付いていてラッキーだと思います。 |
最近では養殖真珠の質の低下により、天然真珠の希少価値が再認識され、オークションなどでは価格が急上昇中です!! だから僕は天然真珠を使った優れたアンティークジュエリーを皆さんにお勧めしたいのです!♪ 後であの時買っておけば良かったと思っても後の祭りなんですから!! |
ペンダント『キャンニング侯』 |