スリーカラー 天然真珠 クラバット・ピン フランス? 1900年〜1910年頃 ゴールドパール ホワイトパール コンクパール又はメロパール ダイヤ プラチナ 18k 1.6cm×1.2cm 全長8cm 重量3.4g このピンクのパールは、コンクパール又はメロパールと言われる巻き貝から採れる極めて珍しい天然真珠です! コンクパールは、カリブ海で採れるピンクガイを母貝とする天然真珠ですが、真珠層ではなく、炎のような波紋のある独特の外見と絹糸状光沢を持つ陶器様の表面で出来ています。 ピンク貝はカリブ海で昔から食用として採られて貝で、ごくたまに偶然に発見されたコンクパールを現地人が集め、ある程度集まると業者に売るという状況なので、絶対数が極めて少なく、アンティークジュエリーに使われているのを見るのは、37年間もこの仕事をしている僕でも初めてです!! コンクパールは大手の真珠業者が非常に高価な価格で大々的に売るようになったのは最近のことす。 人手と手間をかけて現地人から買い集め、大々的に宣伝して高い値段を付けて売ったということです。 でも不思議なのは、これ程希少価値のあるコンクパールが今でも結構な数が販売せれていることです。 養殖真珠とは違う天然真珠ですから、あんなに数多く市場に出回っているのは変でしょ? これは宝石鑑別の専門家から聞いた話ですが、どうもピンク貝から採れるコンクパールではなくて、母貝のピンク貝の貝殻を丸く削った物をコンクパールとして高い値段を付けて売っている業者もいるらしいのです。 ピンク貝の貝殻は工芸用としてヨーロッパに輸出されていましたが、ヴィクトリア時代中期から後期にかけてのカメオの大ブームの時に、安物のカメオの材料に使われていたのです。 僕は昔そういうカメオをいくつも見ましたが、彫りが雑で如何にも安物の粗末なカメオというイメージでした。 しかもほとんどの物が白っぽく退色しているのです! と言う事は、今作られているインチキなコンクパールは、いづれ見る影もなく退色してしまうってことです!! まあ、それが10年後か100年後かのなかは分かりませんが(笑)。 それに母貝のピンク貝が退色するということは、それから採れるコンクパールのいづれ退色する可能性もゼロではないということです。 それがアンティークになる100年後かも知れないけれど・・・(笑)。 しかし、このピンのピンクの真珠がコンクパールだとしても、すでに100年は経っていても美しいピンクの色を保っているのですから安心です!! このピンのピンクの天然真珠は、ごく最近注目されるようになったメロパールの可能性もあるのです。 メロパールは、南シナ海沿岸に生息するハルカゼヤシガイ(ピンク貝と同じ巻き貝)から稀に採れる天然真珠です。 コンクパールと同じように真珠層を持たない真珠で、オレンジ系の色調で大きな珠があるのが特徴です。 一般的にはまだほとんど知られていないメロパールですが、昔のベトナム王室では王妃のシンボルとして珍重されたようです。 メロパールの質感はコンクパールととても良く似ていますし、ピンクの真珠もあるようなのです! オレンジ色の物でも極めて希な物なのに、ピンクのメロパールなら大変な希少価値があることになります!! メロパールは、有名な真珠専門店が現在密かに現地で買い集めているようですのでいづれあのコンクパールのように法外な価格で売りにだすのでしょう。 このピンクの真珠がコンクパールなのかメロパールなのかは分かりません。どちらの可能性もあるということです。 金色の天然真珠も非常に珍しい天然真珠です!! これほど奇麗な金色の天然真珠も過去に見たことがありません!! 白の真珠も天然らしい照りのあるとても魅力的な珠が使われています。 しかも極めて希少性のある金色とピンクの珠の 天然真珠で、大きさと形を揃えてあるのは凄いことです!! クローバーの茎の部分は、この時代らしくプラチナにゴールドバックですが、これは歴史上天然真珠が最も人気があった時代に作られた証です。 この時代は天然真珠がダイヤモンドに匹敵するような高価な物だった時代です! 真珠の裏の金の台座にはアンティークジュエリーらしい彫金が成されています。 こんなに珍しく美しい金色とピンクの天然真珠を使ったジュエリーは、たぶんこれが最初で最後でしょうね。 天然真珠がお好きな方には絶対にお勧めしたい価値ある逸品です!♪ このピンの価格は最初に設定した価格で販売することにしました。 僕は宝石屋ではないので、珍しい天然真珠だからと言ってべらぼうな高価な価格を付けたりはしたくないからです。
ペンダントにしても良いでしょうね。(加工代は1万円ぐらいです) ※天然真珠については《知られざる天然真珠の魅力》のページをご覧下さい。 《天然真珠のセミナー》はこちらからどうぞ。
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