ジロメッティ 肖像カメオ

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『19世紀カメオのサインドピースの中で、最も高く評価されているジロメッティの貴重な作品』

ストーンカメオ ブローチ&ペンダント
GIROMETTI作

イタリア 1820年頃
アゲート、18ctゴールド
4,9cm×3,8cm
重量 27,5g
¥2,200,000-

ジロメッティはローマ出身のイタリア人宝石彫刻師兼メダル製作家、彫刻家として19世紀前半で最も重要な一人です。(1780-1851)


19世紀初期ならではの抑制された美を感じる繊細な作りのフレームは、この作品にぴったりマッチしています。

ジロメッティの肖像カメオの連作としての普通の出来の物は、簡単な作りのフレームで、それらの物は壁に飾るために作られた物です。

ジロメッティ 肖像カメオ 斜め 側面
このストーンカメオは立体感を出す為に厚さを重要視した物とは違います。


薄くても微妙な立体感を巧みに出してあるのです!


頬や喉ぼとけの僅かな凹みを子細に捕らえて彫ってあるところが、ジロメッティの作品ならではの魅力なのです!!







ジロメッティ 肖像カメオ
左肩上に肉眼では見えないほどの細いヒビがありますが、古い年代の美術的希少価値を考えれば全く気になるようなことではありません。



1812年にローマの聖ルカ・アカデミーにハードストーンの彫刻師として選出され、1822年にはジュゼッペ・チェルバラとともにローマ聖庁造幣局の主任彫刻師に任命されました。

古代のカメオの要素を取り入れて独自のスタイルを創造し、ローマにおけるメダル制作アートの復活に貢献しました。

古代のカメオの複製もしばしば行い、カノーヴァやトルワルドセン、テネーラニなどの同時代の彫刻家の作品の模刻も行いました。連作として、過去の偉人や同時代の君主や著名人の肖像カメオを制作しました。

ジロメッティはローマ法王やヨーロッパ王侯貴族の肖像カメオを制作していますし、1814年からはロンドンに滞在して、ジョージ4世の肖像カメオも制作しています。

この作品の人物はチザルピーナ共和国(北イタリアに18世紀末に存在した)とフランス第二共和制の政治家ジョヴァンニ・バッティスタ・ソマリヴァだと思われます。
サイン
ジロメッティのサイン
同じサインで1840年以降の作品は、息子が作った物と思われます。
その多くは、肖像カメオではなく、女神などの一般受けする見た目に綺麗なアゲートが使われています。
それらのカメオは初代ジロメッティの作品とは格段の違いがあり、ナポレオン三世時代のカメオの大ブームの時に作られた商品としてのカメオなのです。
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソマリヴァの胸像 ジロメッティ 肖像カメオ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソマリヴァの胸像

ベルテル・トルヴァルドセン(1770 –1844)
デンマークの彫刻家

ジロメッティーは、カノーヴァやトルヴァルドセンといった同時代の彫刻家の作品をカメオに彫った物を作っています。


太い睫毛や口元それに憂鬱そうな顔つきは、年齢の違いはあっても、左のジョヴァンニ・バッティスタ・ソマリヴァの胸像とそっくりです。

彼は芸術のパトロンとしても知られていて、ジロメッティにいくつかの肖像カメオの制作を依頼した記録も残っています。

肖像カメオは19世紀中期から後期のかけて沢山作られた、一般の女性好みの女神などを彫ったカメオとは似て非なる物です!



ジロメッティ 肖像カメオ 拡大
ジロメッティ 肖像カメオ
睫毛と目のくぼみ、目尻の僅かなしわ、それに下まぶたの微妙な膨らみまで表現しているのには感服です!!


耳の形と鼻の形もその特徴を見逃さずに細部まで巧みに表現してあります。


薄い唇と僅かな二重顎の表現も素晴らしい!



やはり当代随一の宝石彫刻師ジロメッティの肖像カメオは、純粋なジュエリーとしてのカメオとは、彫りのレベルに格段の差を感じます!!


肖像画でも単に正確無比に細かく描いた物では、美は感じないものですが、才能のある画家の肖像画は、何か心に響くものを感じるものです。


このジロメッティの肖像カメオは、ジョヴァンニの内面まで感じさせる心に響くカメオだなと思います。


このカメオは、単に身を飾るだけのカメオではありません!
純粋に宝石彫刻を楽しむためのカメオでもあるのです!

フレーム拡大
フレームは縒り線を巧みに使った繊細で気品のある優れた物です!
ジロメッティの肖像カメオの連作としての普通の出来の物は、簡単な作りのフレームで、それらの物は壁に飾るために作られた物です。

ジロメッティの作品と参考資料
ジョージ4世 タンカード ジョージ4世 タンカード

タンカード(大型ジョッキ)

ランデル・ブリッジ、ロンドン 1823年
シルバーギルト、各種宝石
27.5cm

ジョージ4世購入

ランデル・ブリッジは王室御用達の宝石商であったが、このタンカードにつかった宝石(および宝石彫刻)は、すでにロイヤル・コレクションにあったものや、彼らが以前にジョージ4世に売却した物を使っている可能性がある。

宝石彫刻は16世紀の物とその模刻が中心であるが、面白いのは、メインの大きな3つのカメオは19世紀初期の物を使っていることである。
ギリシアの英雄「メレアグロス」の 3/4 ポートレート:ジュゼッペ・ジロメッティ(1780-1854)※左の画像中央の大きなカメオ
右向きのバッカンテ:ニコロ・モレッリ(1771-1838) 推定
左向きのバッカンテ(写っていない):ニコロ・アマスティーニ(1780-1851) 推定


19世紀のイギリスで如何にカメオの人気がたかったかが分かります!
そしてジロメッティのカメオが高く評価されていたことも・・・。

p.260
Ancient and Modern Gems and Jewels in the collection of Her Majesty the Queen

18世紀の宝石彫刻の様子

18世紀の宝石彫刻の様子。
取手にニカワで取り付けた石を、ドリルに運んでいる。
足は、動力装置のペダルに置いている。

キャピネットの上の彫刻は彼が彫刻家であることを表しているのかもしれない。
開いた引き出しは、彼の作り出した大きな宝石彫刻が入っているようだ。




電動モーターなどの便利な機械や道具が無かった時代の方が優れたカメオやインタリオを作ることが出来たということです!



春の寓意 ジロメッティ ジョージ4世 カメオ ジロメッティ作


アゲート、カッパーギルト(銅にシルバーギルト)
ジョージ4世
Height: 6.2 cm, Width: 4.6 cm

ca. 1825-50 (イタリアで制作か)
マージー子爵の未亡人より 1959年に寄贈。
V&Aミュージアム


春の寓意
19世紀 ジュゼッペ・ジロメッティ
4.9cm, 4cm
フランス国立図書館
ヘラクレス カメオ ジロメッティ作

大英博物館蔵。
ジロメッティ。
フレームは 1864年

古代ローマ(初期)の Gnaios(ガイオス,ナイオス)とサインの入ったインタリオをカメオにしている。
ヘラクレス。(オリジナルのインタリオには棍棒も描かれていた)

教皇のメダル 1833年
グレゴリウス13世
二年祭ごとに発行された教皇のメダル。


原型はジロメッティ作

左側面  
左側面-2  
右側面  

トルソーに下げた画像
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裏  
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