クレオパトラ鉱山のエメラルド
クレオパトラの鉱山で産出されたエメラルドのインタリオ!!
古代ローマ 2世紀頃

クレオパトラ鉱山のエメラルド
グリロスの粘土に押した画像

古代ローマ エメラルド インタリオ リング

クレオパトラの鉱山で産出されたエメラルドのインタリオ!!

エメラルド インタリオ リング
「グリロス」(想像上の生物)

古代ローマ 2世紀頃
エメラルド(エジプト:クレオパトラ鉱山産)、18ct ゴールド

ベゼル: 1.2cm X 1.1cm、8.6g
サイズ 17号(サイズ変更可能)
※シャンクはアンティークとまでは行きませんが数十年ほど前のもので、しっかりした良い作りです。

¥1,580,000-

クレオパトラも好きだったエメラルド

古代のインタリオで緑色の石は大体が「プラスマ」とか「クリソプレーズ」と呼ばれるカルセドニーなので、エメラルドは大変珍しい!!

エメラルドは硬くて割れやすい石なので、インタリオを彫るのは余りにも危険です!!
だから18世紀や19世紀でさえもエメラルドのインタリオはほとんど作られていないのです!!

このインタリオの濃い緑色のエメラルドには黒いインクルージョンがあるのですが、これが古代エジプトのエメラルドの特徴でもあり、古代ローマ時代の想像上の生物を彫ったインタリオに相応しい幻想的な景色となっています。

カボッション・カットされたエメラルドに彫られているモチーフは、「グリロス」という想像上の生物で、このインタリオはシール(印鑑)というよりも「お守り」として作られたと考えられています。

エメラルドは現在でも希少価値の高い宝石ですが、古代では物流や鉱山が限られていたので、現代とは比較にならない位貴重な宝石だったのです!!

そして、古代のジュエリーに使われているエメラルドのほとんどは、「クレオパトラのエメラルド鉱山」で採掘された石なのです。(GIA レポート"Emerald and Green Beryls of Upper Egypt" 他)

クレオパトラの鉱山は、100年程前に上エジプトの紅海沿岸地域で何百年も放棄されている状態で発見され、その周囲にプトレマイオス朝時代の遺構も見つかりました。

世界で最も古く、2000年以上前から多数の宝石を産出し、それらは宝飾品となり多くの博物館に納められてきましたが、現在は良質な石は枯渇しています。

古代にはエメラルドは豊穣(多産)と繁栄をもたらすと信じられてきました。エメラルドはクレオパトラのお気に入りの宝石だったことは有名なのですが、本当に彼女の所有したエジプトの鉱山で発掘されたエメラルドなんですから、たまりません♪♪

プリニウスが書いているように、ローマ人は既にダイヤモンドを先端に付けたドリルを使っていたので、堅い石に詳細なインタリオを彫ることができました。エジプトではエメラルドが紀元前200年以降から宝飾品に使われ始めたことを見ても、ヘレニズム期以降に技術が伝播したと考えられます。

※インタリオに付いては《知られざるアンティークジュエリーの魅力》の【インタリオ&リバースインタリオとはどんな物?】をご覧ください。



古代ローマ エメラルド インタリオ リング
古代ローマ エメラルド インタリオ リング 1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

クレオパトラ7世頭部(紀元前40年頃、ベルリン美術館蔵) 古代の発掘現場
クレオパトラ7世 紀元前69年-前30年
(大理石は紀元前40年頃、ベルリン美術館蔵)

クレオパトラの鉱山の古代の採掘現場

「尾鉱」と呼ばれる選鉱の結果生じる低品位の産物が大量に存在している。

クレオパトラのエメラルド鉱山 マップ

←「クレオパトラの鉱山」マップ

上エジプトのエメラルド鉱山は、スペインが16世紀に南米に到達する前のほぼ唯一にして最大のエメラルド供給地であった。

ながらく放置されていた上エジプトのエメラルド鉱山だったが、100年程前にフランスの探検家によって再発見されている。

左の地図は近年、GIA(米国宝石協会)が GPS を利用して探索を行い作成したもので鉱山の全容が明らかとなった。

この地域に立ち入るには軍の許可を得た上で、ガイドをつけることが必須となっている。

荒野の険しい地形の中に井戸や寺院の跡があり、鉱山労働者が長期的に滞在していたことが解る。エメラルドは、クレオパトラが君臨したヘレニズム期から盛んに採掘されるようになった。


古代ローマ エメラルド インタリオ リング 印影 古代ローマ エメラルド インタリオ リング

グリロス インタリオのペンによる模写

(上)古代のインタリオに彫られている図柄を模写したドローイング

大英博物館蔵
1768 - 1805年 インクと紙

グリロスが色々な姿で描かれています。
人の顔はシレノスのマスクであるとも言われています。

グリロスとは?

左上の画像はインタリオの印影ですが、鳥のような奇妙な生物が彫られています。これは、「グリロス」という想像上の生物で、鳥の身体に人の顔がついた合成生物です。

四つの星が描かれている部分は、金のベゼル部分で内側の楕円形の部分がエメラルドです。

エメラルドは硬度が7.5とカルセドニーの7よりも堅く、小さい石は余計彫りにくいのですが、 幅わずか 7mm に複雑な生命体が見事に彫られています。

グリロスは人間や動物が組合わさった奇妙な生物で、文献では大プリニウスの博物誌の記述が由来となっています。

プリニウスによると、エジプトのアンティフィロスという画家がいて、カリカチュア(戯画)を得意としていました。彼が「グリロスさん」という名前の人物を面白可笑しく描いたのがはじまりで、滑稽画のジャンル一般が「グリロス」と呼ばれるようになったそうです。

その絵がどんなものだったのかは残念ながら解っていませんが、グリロスというギリシア語の人名・地名があり、その単語が古代に「子豚」という単語を連想させるものだったので、洒落てそう描いたようです。

また、エジプトにはグリロスモスという小人症の人が踊る滑稽なダンスがあったことも知られています。

ただ、これらは単に語源的なことを外面的にヘレニズム以降の人間が描いたものなので、本来はこの生物になにか意味があったと僕は思いますが、いまとなっては誰もこの生物の真の意味を知るものはいないのです。(たとえば、キリスト教会のガーゴイルなどの奇妙な怪物もそうです)

ギリシア、ローマでは、あまり受け入れられませんでしたが、オリエント世界には、半分が人間で半分が動物の姿をした神がいて、その姿なのかもしれません。

グリロスは、モザイク、コイン、彫刻、壁画などに描かれていますが、もっとも多いのがインタリオやカメオのような宝石彫刻です。このことは、グリロスがなんらかのお守りとして作られたことを意味しています。

他の合成生物であるキメラ、セイレーン、スフィンクスと同じくらい人気があったようで、インタリオのモチーフとしてはよく見かけますが、このインタリオのようなクオリティーの高い彫りを貴重なエメラルドに施している物は物凄く珍しいのです。

古代ローマ エメラルド インタリオ リング 古代ローマ エメラルド インタリオ リング
古代ローマ エメラルド インタリオ リング ベゼルに彫られた4つの星が、お守りとしてのインタリオの雰囲気を高めています。
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