フラクチャー・フィリング

ダイヤモンドの内部の亀裂に透明な物質を埋めてクラリティーを改善する処理。

黒いインクルージョンを溶かすと、今度はそこに溜まった空気とダイヤモンドとの屈折率の違いが大きくなり、白っぽく見える。

そこで、その空間に透明なガラスなどを充填して、クラリティーを改善する。ダイヤモンドは不純物を含むため100%のダイヤモンドとは言えなくなる。

大きなダイヤモンドには、小さなダイヤモンドを詰めることもありうる。

フラクチャー・フィリングを行ったダイヤモンドは、洗浄したり、修理の際に熱が加えられると、溶け出して劣化する恐れがある。

GIA では、この処理を行ったダイヤモンドのグレーディングを行っていない。つまり、グレードが落ちるのではなく、評価自体ができない。さらに充填したガラスなどを取り除いても、レーザー・ドリルされているので、やはり無処理のダイヤモンドとしては評価できない。

角度によって無処理のダイヤモンドでは見られない波長の光が見える。

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