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ルネサンス リング フランス 17世紀初期 ロックリスタル(水晶)、22K サイズ 13(変更可能) ベゼル1,1cm×1,1cm Sold |
ほぼ正方形の大きめのベゼルが印象的な指輪です。 ルネサンス期特有の作りですが、エナメル装飾などがなくこのようにシンプルなデザインでこれだけの大きさのベゼルの指輪は非常に珍しいものです。 純金に近い純度のゴールドの輝きと、清涼感のある透明なロッククリスタルとの組み合わせは、シンプルモダンなデザインだから映えるのです! 拡大画像で見ると、水晶のエッジが摩耗し細かな傷が無数に付いてあるのが分かりますが、約500年もの時を経た証なのです。 ゴールドの部分にも無数の細かな傷がありますが、これが自然の艶消しと言える古い年代のゴールドリングの味なのです!♪ ルネサンスの時代は、血の抗争に明け暮れた時代ですが、そういう時代の時こそ平和な時代には無いエネルギッシュな何かが影響し、デコを思わせるようなシンプルモダンなデザインの指輪が作られたような気がします。あのロシア革命の直前にアバンギャルドなデザインのジュエリーが作られたように・・・。 シャンクの根本が少し細くなって太くなった部分に飾りがあるのもルネサンス期の指輪の特徴です。 側面の画像でベゼルの横の形と作りが分かりますが、装飾を兼ねた溝が彫られており、正面のきりっとした印章とは違う丸味を帯びたソフトなイメージなのが面白いですね。 ベゼルの裏を見ると、ルネサンス独特の形状であることが良く分かります。 ルネサンスの指輪はエナメルを多用した装飾性の強い指輪という印章がありますが、この指輪はまるで中世の指輪のようにシンプルなデザインで、透明なロッククリスタルと相まって実に良い雰囲気です。 ヴィクトリア時代中期のあれだけ装飾性の強いジュエリーが、氾濫したのに後期には洗練されたジュエリーが作られるようになったように、ルネサンス期のジュエリーにも同じことが言えるんだろうかと思えて来ました。 この年代の指輪でこれだけ完璧なコンディションは滅多にあるものではありません。この指輪はルーブル美術館に所蔵されていても不思議ではない貴重な指輪なのです。僕はこの指輪を扱えることに誇りを感じます。 |
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