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アールヌーボー・ブローチ バロックパール、プリカジュールエナメル、18K 8cm×6,5cm オーストリア? 1890〜1900年頃 Sold このようなバロックパールは、ミシシッピー河で採れた物がアールヌーボー・ジュエリーによく使われていますが、このバロックパールはヨーロッパの川で採れたバロックパールなのです! ミシシッピー・パールよりも照りが良く、色も白くてずっと奇麗です!♪ 一つ一つの形が全く違う表情豊かな真珠を花に見立て、葉はグリーンのプリカジュールエナメル(ステンドグラスのように光りを通すエナメル)を使ったデザインは見る物の心を捕らえて放しません! ゴールドの部分は実際の植物の茎のように表裏とも細かな模様が彫られています! アールヌーボーは元々、日本画の影響を受けていますが、このブローチにもどことなく和の雰囲気が感じられます。 アールヌーボー・ジュエリーは、パリで大流行しただけに、二流三流の作家が我も我もとヌーボーのジュエリーを作るようになったので、唯のヌーボースタイルだけのアートとは無縁の詰まらぬ作品も多いのです! 20年ぐらい前に日本でイタリアン・レストランが流行した時に、昨日までフレンチ・レストランの看板を上げていた店が、イタリアンの方が人気があるからとイタリアン・レストランに衣替えしたことがあったのですが、そういう店はフレンチとイタリアンの違いも解らないような店で、料理人としては失格も良いとこです(笑) だいたいイタリアンなんて、進化が止まってしまった料理なんだから(笑)。 大分脱線してしまいましたが、世の中ヌーボー、ヌーボーと騒いでいるけれど、ヌーボーがすべて優れたジュエリーだと思ったら大間違いということです!! 19世紀のカメオも同じですが、大流行した物は、その多くが唯のお金儲けの為に作られた独創性の欠片もない詰まらない物が多いのです。 だから作家の名前が入っているだけで満足してはいけないんです! このブローチは、よく見ると普通のアールヌーボーのデザインと違う何か独創的なものを感じます! |
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ゴールドの茎には丹念にリアリティーを感じる細かな模様が彫られていますが、こういう仕事に作者の心意気が感じられるのです。しかも裏表に無い仕事です。 |