アールヌーボー　ブローチ＆ペンダント
《ダフネとクロエ》

フランス　1890〜1900年頃
プリカジュール・エナメル、天然真珠、18K
Sold

この金とエナメルのブローチはJoe Descompsによりデザインされ、Leon Gariodによって作成されました。

モチーフはダフネと彼の最愛のクロエ、二人が夕日を背景にたたずむ姿がプリカジュールエナメルによって表現されています。

この話はギリシャ時代の劇作家Longus rebateの題材を、作曲家のMaurice RavelがRussesバレエ団へ向けて現代風に振り付けしたもので、(ダフネとクロエはLeon
Bakstの舞台デザインとMichel Fokineによって演出されています。最初の会場は1912年7月8日のPierreMonteux指揮によるシャトレでの公演、Vaslav Nijinskyによって演じられています。)

エナメルのプリカジュールの技法では海に太陽が沈む風景が表現され、その上にクロエとダフネの二人と花が咲く風景が金細工で表現されています。
バロックパールはジュエリーの下に垂れ下がるように付けられており、ブローチの金具は取り外しが出来るようになっています、またこの取り外し出来る金具の作りも大変良いものです。

まるでタマゴのような形の天然真珠を使っているのもさすがです！

また、このジュエリーはVivienne Beckerの、「Art Nouveau Jewelry」という本に掲
載されています。