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←実物大 ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。 |
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ブルーエナメル UFO? ブローチ イギリス 1860年頃 オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、ギロッシュ・エナメル、18ct ゴールド ロケット付き 直径3,8cm 厚み1,6cm SOLD |
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UFOのようなユニークな形ですね〜♪ 表面の濃い青の部分は、 地模様を彫ってある美しいギロッシュエナメル(七宝)になっています。 そこに星形に地を彫ってダイヤモンドを埋め込んでセットしていますが、これはスター・セッティングもしくはジプシー・セッティングなどと呼ばれている石留めです。 夜空に輝く星のようなデザインは独創的です。 エナメルの詳しい説明は《知られざるエナメルの魅力》でご覧下さい。 |
縁の二重の縒り線はとても良い仕事ですし、小さな石もすべてオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドを使っているのはかなり高級なジュエリーとして作られた証です!♪ 外周に10、中央に5、内側の円に20、合計35個ものオールドヨーロピアンカットを使っているのは、1870年代のダイヤモンドラッシュが始まる前では相当貴重だったはずです。 これだけのダイヤモンドを使った独創的なブローチ、一体どんな人がオーダーしたのでしょうね。 |
このようにハッキリと個性を打ち出したジュエリーが出てきた背景としては、職業・資産を持つ女性が表れてきたこと、また、物質的な満足だけでなく女性参政権運動などで真の解放を目指していたことがあります。 自分のできる範囲で一番良い物を、誰からも文句を言われずに身につけるという、ヴィクトリア時代初期のロマンチックな女性には無かった考え方が出てきたということでしょう。 |
裏はロケットになっており、非常にしっかりした作りです。 |