中世ゴールドリング 

中世ゴールドリング(イコノグラフィックリング) 
ハイキャラットゴールド(22K〜24K) 1.3cm×0.8cm 12.5グラム 18号(サイズ変更不可)
イギリス 15世紀後期  
Sold

四人の聖人を彫った素晴らしい作りの指輪です。
この贅沢な金の使い方と素晴らしい彫金は相当に身分の高い人物が作らせた指輪でしょう。

中世の指輪としては最高水準の指輪です!!

聖エリザベス、マリアと幼子キリストが彫り込まれ中央が盛り上がったベゼル、そして聖クリストファー、聖アンソニーがリング部分に彫り込まれています。

彫り込まれている場所には通常エナメルがありましたが、このタイプのリングではエナメルが失われているのは普通のことで、コンディションは非常に良いです。

このようなリングはイコノグラフィックリングと呼ばれ、中世後期の聖人への帰依を表しています。当時、最もポピュラーであった聖人は聖バルバラ、聖クリストファー、聖ジョージ、聖ジョンバティスタ、聖マーガレット、そして聖母と幼子でした。現存するリングにはこれらの聖人が彫り込まれていることが多く、本来は彫金部分にエナメルが施されています。

このタイプのリングはイギリス(若しくはスコットランド)で金、銀、シルバーギルトを用いて作られており、特にこの種類のリングはロンドンで多く作られていましたが、他の地域のノリッジ、ヨーク、エジンバラ、でもまた作られていました。
このタイプのリングの作成は14世紀中期から16世紀初期のイギリスの宗教改革まで継続されました。

このような金で出来たリングは今日まで保存されたものの中で最も希少価値の高いリングの一つといえるでしょう。
聖クリストファーは旅人達を見守り、聖アンソニーは病気から人々を守りました。

参考 Victoria & Albert Museum Catalog of Rings 722ページ
   British Rings 67ページ
   Ringe Rings 587〜589ページ

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中世  イコノグラフィックリング
シャンク
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シャンク
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後部 上
捻ったような模様の彫金はこの時代の特徴です。  





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