｢Heart of Mary｣
アールヌーボー　ペンダント
ミシシッピー・パール
トランスルーセント・エナメル（半透明のエナメル）、18K
7cm×4,5cm
20.2 grs
フランス　1890〜1900年頃
Sold

｢Heart of Mary｣という愛称のあるフクシアに似た愛らしい花をデザインしたアールヌーボーの傑作！！♪ハートのような連続する愛らしい形の花びらをト音記号のような形にあしらった、まるで愛のメロディー聞こえてきそうな実にエレガントで美しいデザインです！！♪弦の美しい曲線とグリーンのグラデーションのエナメルの葉が絡み合っている様は、作者の類い希なセンスの良さを表しています。普通なら花びらをエナメルで表現するところをゴールドだけで抑え、葉だけを微妙に色の違うグリーンのエナメルで表現していますが、この独創的なデザインには本当に感服します！！下に下がっているミシシッピー真珠もこのデザインに相応しい形の物を選んでいますが、
作者の完璧なデザインを追求する姿勢には感動します。真珠の写りが良くないのでスタッフがパリに戻り次第に撮影し直ししようと思っています。

この作品には｢LALIQUE｣のサインがありますが、ラリックの工房のマークが無いのでラリックと断定することは出来ませんが、ラリックならではの素晴らしいデザインと作りであることを感じさせる非常に優れた作品です！！もし、ラリックの工房のマークがあったら価格は楽にこの5〜5倍にはなると思いますので、工房のマークが無くて良かったというものです（笑）

花の形と葉のエナメルの微妙な色合いは本当に見事です！

葉の裏にまでここまでの気を遣った仕上げは見る者の心に訴えるものがありますね。