1770年代のヨーロッパにセンセーションを巻き起こした象牙細工
マイクロ彫刻画
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これは20年ほど前に販売した作品ですが、マイクロ彫刻画と言われる、歴史上最も細密な象牙細工です!!

マイクロ彫刻画とは

マイクロ彫刻画は、200年以上も前に制作されたもので、数ある芸術作品の中でも最もセンセーショナルなものに数えらます。マイクロ彫刻画は、細部の大きさがわずか100分の数ミリという小さな象牙のレリーフのことで、保護のため、通常は水晶かガラスのカバーがつけられています。この肉眼では殆ど見えないような繊細な彫刻は、1905年以降、一般にマイクロ技法とも呼ばれ(文献 クリスティアン・シェーラー 80頁)、繊細さにおいてこれよりはるかに劣るミニアチュア彫刻と区別されています。
このような素晴らしい彫刻を行うのは、人間の力の限界をほとんど超えていることから、マイクロ彫刻画は奇跡の作とも呼ばれていました。例えば、風景彫刻における、たった100分の数ミリの幅しかない木々や茂みの枝、しかも枝と枝との間は0.01ミリ未満というようなものが一体どのようして彫り上げられたのか、まさに想像を絶するとしかいいようがありません。(文献 P.W.ハルトマン、マイクロ彫刻画、写真2) この繊細極まる技法のために、こういった象牙のレリーフは、今日、模倣できない芸術作品に数えられています。


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1円玉サイズ←↑等倍
これもマイクロ彫刻画が作られた時代に作られた貴重な作品です!!
《世の中で最も贅沢な虫籠》
フランス 1770〜1780年頃
象牙
高さ6,8cm
円筒の直径2,7cm
SOLD

これこそ人の技それとも神の技!!
ものすご〜いカービング!!!
このような象牙の超細密彫りの物は、絵画よりも高く評価された特別の時代だったから作ることが出来たのです!

これはコオロギの鳴き声を聞くときにだけ中に入れて、これを手に持って耳元で聞く為の虫籠なのです!!

コオロギは狭い所に閉じ込めると鳴くのだそうです。
これは鳴き声を楽しむ為の贅沢極まりない虫籠として作られた物です。

この象牙の虫籠は、立体物なだけに平面的なカーブドアイボリーのブローチなどとよりも、数段難しい彫りなのです!

作り方としては、まず、象牙を円筒形のブロックに彫り、そこに浮き彫りで子供や模様を彫り、くり抜いて中を空洞にしてから透かしを彫っているのです!!
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