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エトルスカン・スタイル ブローチ グリーンアゲートのインタリオ付き(軍神マルス) ルビー、天然真珠、18K 直径 2,8cm インタリオの直径 1cm イタリア 1870年頃 インタリオは18世紀後期〜19世紀初期 Sold 金細工は紀元前7世紀から紀元前3世紀のエトルリアやギリシャで技術的には頂点に達しています。 このエトルスカン・スタイル ブローチは、ヨーロッパ各地で古代遺跡が続々発掘され、そこから出土した古代エトルリアの金細工に刺激を受けて作られた物です。 古代の金のジュエリーは、粒金と縒り線のレベルが信じられないぐらい高度な技術で作られていますが、このエトルスカン・スタイルのブローチも縒り線は正に古代の金細工を思わせる素晴らしい仕事です!! 縒り線は、まず何種類かの細い金線を作ることから始まりますが、これだけ細い金線を作ることさえ、今では不可能なのです!! そしてそれを綺麗に縒るのはさらに超難度の仕事ですし、さらにそれを奇麗に蝋付けする必要があるのですが、 このブローチの縒り線を見ていると、円形の縒り線なのにどこにも継ぎ目が見えないのです!! いったいどこで蝋付けしてあるのか本当に不思議です! 粒金も真珠の側に付いている物は、真珠の直径が2mm弱ですから如何に極小の粒金かが分かります!! これほど小さな粒金を正確な位置に蝋付けすることがどれほど困難なことかは、少しでも彫金の経験がある人なら分かる筈です。 この年代のエトルスカン・スタイルのジュエリーでも、ここまで小さな粒金を使っている物は滅多にあるものではありません。 センターには軍神マルスのインタリオがセットされていますが、とても珍しいグリーンアゲートを使い、直径がたった1cmであることを考えるとなかなかの良い彫りです。粘土に押した画像を見れば分かります。 ルビーと真珠も付いていて、小さくても華やかさのある実に美しいブローチですので、付けた時にも映えると思います。 こういう物はいくつでも欲しいのですが、滅多に出会わないんですよね〜(泣) |