《北方ルネサンス ガーネット・リング》 ボヘミア? 17世紀中期 ハイキャラット・ゴールド、ホワイト・エナメル ベゼル 直径1,3cm サイズ 11,5 小さな石3個にキズがあります。 Sold この指輪は、ボヘミアがハプスブルク家の支配を受けていた頃の物で、今から350年程も前に作られた美術的希少価値の極めて高い指輪です!! この指輪はフランス人のコレクター E Guilhouのコレクションから1922年に売りに出され、その後The Alice and Louis Koch Collectionに加えられていました。 ボヘミア産の深みのある美しい赤のガーネットは、19世紀後期に量産された安価なボヘミアン・ガーネットのジュエリーとは比較するのも馬鹿馬鹿しい程の魅力があります!! 東欧のルネサンスは北方ルネサンスと言われ、イタリアやフランスのルネサンス期のジュエリーとはひと味違う趣があります。 盛期ルネサンスほどではありませんが、ゴールドのベゼルやシャンクを彫ってホワイト・エナメルを入れる技法は、間違いなくルネサンスのスタイルです。 小さなガーネットにキズがありますし、エナメルも何カ所は剥離していますが、北方ルネサンスのジュエリーは極めて珍しい物ですし、ミュージアム・ピースと言える美術的希少価値の高い指輪としては些細な欠点です。 いやそれどころかキズさえも古い年代の指輪の勲章と言えるのです。
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