ベルエポック　サファイヤ　リング
ヨーロッパ　1910年頃

サファイヤ、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、
プラチナ＆ゴールド　サイズ6号
ベゼル1,5cm×1,2cm
サイズ　8号（変更可能）
重量　4.3g

Sold

濃い色のサファイヤを使った斬新なデザインの指輪です！♪
一見アールデコとも思えるデザインですが、ベゼルの表がプラチナで裏がゴールドですし、典型的なアールデコとは違うベルエポックからデコへの過渡期の指輪の良さが出ています。

センターのサファイヤは、ダイヤを留めているプラチナ台の先端を爪のようにして留めている珍しい留め方ですが、爪が見えないすっきりしたデザインがポイントなのです！（美しいのには訳がある！）

石留めの金属自体を輝かせ、点線による効果でラインをスッキリと見せるミルグレイン、濃いサファイアとダイヤモンドが見せる強い色のコントラスト、これらはまさに「無駄のないデザイン」と呼ぶべきものであり、この後に提唱されていくモダニズムを予感させます。

【ベル-エポック】

良き時代。特にフランスで、文化・芸術の栄えた19世紀末から20世紀初頭を指していう。《広辞苑》

シャンクはY字型のゴールドの中央にダイヤモンドをセットした、シャープなプラチナのラインを入れた美しい物です。

ベルポックのジュエリーといえば、アールヌーボーや流麗なエドワーディアンの透かし細工を思い浮かべますが、それに加えて縦長のクラシカルな１８世紀風のリングも多く作られています。

このリングはベゼルとは対照的に、ベゼル裏、シャンクがクラシカルなスタイルなのが特徴です。

ベゼル裏の縁は透かしの入ったゴールドでクラシックな良い雰囲気です。
表のモダンな雰囲気とは対照的なのが良いんです♪

シャンク後部は二本のゴールドの腕を束ねて隙間をポイントにした、きりっとした印象を与える気の利いたデザインです。

実際には、深い溝を彫って束ねたように見せているという細工で、機能的な美を意識しているように感じられます。

シャンクに入っているマークは、ゴールドとプラチナのホールマークです。