良い指輪ですね〜♪独創性のあるデザイン＆素晴らしい仕事！♪見事ですよ！

ベゼルの形は連続する緩やかな曲線で構成されている立体的なデザインです。
格子状にセットされたカリブレカット・サファイヤの間に、プラチナの盛り上がった台座にセットされたオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドが輝く様は、見る者の心を捕らえて放しません！♪
何という美しいデザインなのでしょう！

カリブレカットのサファイヤやルビーとダイヤモンドを組み合わせたデザインは、ベルエポック（エドワーディアン）からデコに掛けて、優れたジュエリーで良く使われている組み合わせですが、この指輪は独創的なデザインと言えるものです！

ダイヤモンドをプラチナの盛り上がった台にセットしてカリブレカット・サファイヤを低い位置にセットしてあるので特に立体感が出ているのです！
しかもこの指輪のベゼルが立体感を出したものだけに、カリブレカット・サファイヤを隙間なくセットするのには高度な技術が要求されるのです！
拡大画像を見るとサファイヤの濃淡が分かりますが、それは石の色が違うのではなく、曲面にセットしてあるので光の当たる角度が違うからなのです。

カリブレカットは爪で留め留めるのではなく、レール状の縁を倒して留めるので、このように直線が交差する格子状のデザインには最適と言える留め方です。じゃまな爪が無いのですっきりした直線を表現出来るのですから。

僕は33年間この仕事をしていますが、格子状のカリブレカット・サファイヤなんて唯の一度も見たことがありません！
ベゼルの表面がプラチナで裏がゴールドですから1910年前後に作られた指輪ですが、ベルエポック（エドワーディアン）の繊細精緻な仕事とデコの斬新なデザインがミックスされた過渡期の指輪ならではの魅力を感じます！♪

この指輪はフランスのベルエポック期における最高水準の仕事で作られた、個性溢れる素晴らしいデザインの指輪です！！♪