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カードケース(名刺入れ) シルバーギルト イギリス 1867年 (ホールマークにより確認) 9,8×6,8×0,9 cm(普通のサイズの名刺にぴったりのサイズ) Sold ヴィクトリア時代華やかし頃、上流階級の社交の場で使われた当時の最高水準のカードケースです。 当時の第一級の彫金で表裏それに四方の側面までに彫られた植物模様は素晴らしいものですが、何と言っても最大の魅力は僕も見たことのないような素晴らしいシルバーギルトです! まるでファベルジェの艶消しを施したゴールドのようなしっとりした上品な輝きなのです! シルバーギルトはシルバーに水銀を焼き付ける技法で、今のメッキのようにピカピカしたり、剥げることはありません!このカードケースは今から143年も前に作られた物ですが、パーフェクトコンディションなのですから、このシルバーギルトの凄さが解ります! このシルバーギルトが何故これほど美しいのか不思議だったのですが、ルーペで見ている内にその訳が解りました!! 地の部分をもの凄く細かな梨地に仕上げてあるのです!! これは特別の道具を作り表面に目に見えないほどの小さな模様を打っているのですが、おそらく膨大な時間を掛けてやっていると思います!だからしっとりした美しい輝きがあるのです! そしてイニシャルの部分はシルバーギルトを施さず銀の肌が出ていますが、そこは地の部分よりもっと細かな梨地にしてあるので、非常に上品な味わいを感じるのです!! ずしっと心地良い重さが感じるとてもしっかりした作りです。 19世紀の名刺はビジネスで使うものではなく社交の場で使った物で、その渡し方には複雑なマナーがあったようです。この素晴らしいカードケースもきっと貴族が持っていたものでしょう。 本当に気品のある美しいカードケースです!♪ ぜひ、これに似合うような名刺を作って使って頂きたいと思います。 |
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中央の模様やそれを囲む連続するアーチ型のラインの彫りは乱れのない実に美しいものです! |
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持ち主のイニシャルが彫られていますが、可成り厚みのあるシルバーを彫って、二つの文字が立体的に交差する非常に凝った作りです。 |
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このシルバーギルトが何故これほど美しいのか不思議だったのですが、ルーペで見ている内にその訳が解りました!! 地の部分をもの凄く細かな梨地に仕上げてあるのです!! これは特別の道具を作り表面に目に見えないほどの小さな模様を打っているのですが、おそらく膨大な時間を掛けてやっていると思います!だからしっとりした美しい輝きがあるのです! そしてイニシャルの部分はシルバーギルトを施さず銀の肌が出ていますが、そこは地の部分よりもっと細かな梨地にしてあるので、非常に上品な味わいを感じるのです!! |
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この画像では解りませんが、裏も表と同じ梨地仕上げをして、当時の第一級の職人ならではの美しい線を彫っています!!しかも勢いを感じるきりっとした線は見る者の心を捕らえて放しません!失敗は許されない仕事なのにスピード感さえ感じる冴えを感じる素晴らしい彫金です!こういう線は、丁寧にゆっくり彫れば奇麗な線を彫れるものではないのです!毎日毎日高いレベルの彫金を続けていないと、このような高度な技術は維持することは不可能なのです。 | |
側面にも彫金が施されています。 |
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どの角度から見ても完璧で美しい彫金です。 |
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蓋の開け閉めも、143年も経っているのにすぱっと収まる気持ちの良い作りです。やはり蝶番の作りが凄いのです。 |