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ストーンカメオ ブローチ 『プシュケ』 フランス 19世紀初頭 アゲート、エナメル(七宝)、18K 3,4cm×2,8cm Sold 石、彫り、モチーフ、フレームのすべてが揃った、ナポレオのン時代の優れたカメオです! まず特筆すべきは、四層の層を持つアゲートでしかも一番下がグレーがかった茶色、二番目が白、三番目が濃い茶色で一番上が白というとても珍しい色の層を含む貴重なアゲートを使っていることです。 このような創作意欲をかき立てる魅力的な石は滅多に無いので、きっと作者はこのカメオを意気込んで作ったに違いないのです! 原石を見て石の層の特性を理解出来ないと、どんなモチーフを彫れば良いかは解らないものですから、作者は石を見てインスピレーションが浮かぶ才能豊かな人物だったのに違いありません。 一番上の白い層を使ったカメオは極めて希ですが、それを活かすモチーフをイメージするのが難しいからなのです。プシュケなら茶色の髪に羽を持ってくれば良いと作者は閃いたのだ思います! ブラック・エナメル(七宝)に金の模様がが入ったすっきりたフレームは古代ギリシャのイメージを感じさせるグッドデザインです! 金色の模様はエナメルではなく、金を彫り残してあるのです。つまるブラック・エナメルは彫った部分にエナメルを施してあるのです。 |
カールした髪の毛は髪を束ねた様子まで彫ってある見事な彫りです! 髪の生え際が一見違和感を感じますが、これはプシュケのカツラを被っているのを表しているのです。 プシュケのカツラを被った舞台俳優をモチーフにしたのだと思われます。 優れたカメオは最後の仕上げで解るものですが、このカメオの艶は素晴らしいもので、如何に仕上げを徹底したかが解ります。 出来のあまり良くないカメオは、ここまででの艶がありません。それは艶を出す為のの仕上げが非常に手間の掛かるものだからです。 |
金色の模様はエナメルではなく、金を彫り残してあるのです。つまるブラック・エナメルは彫った部分にエナメルを施してあるのです。 ブラック・エナメルの左右のラインには、細かな美しい線がヤスリで刻まれているのが解ります。 |
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フレームもしっかりした作りです。 |