フローレンス・モザイク　　アンティーク

フローレンス・モザイク　ブローチ
オニキス、アゲート、18K
イタリア　1860年頃
6,2cm×4,9cm
Sold

フローレンス・モザイクは、オニキスを彫ってアゲートを象嵌してあるのですが、ガラスを使ったローマン・モザイクは細密なのが特徴ですが、フローレンス・モザイクは違った難しさがあるのです。

このフローレンス・モザイクの魅力は、バラの葉の部分にあります。
左端の葉は先端が折れ曲がって裏が見える状態ですし、裏返ったいる部分は色も違います。それぞれの葉は自然な斑まで表現されていますが、これはそういうアゲート選んで象嵌しているのです。

茎の根本の断面には違う色のアゲートを象嵌しています。

オニキスを彫ってその形にカットしたアゲートを寸分の狂いもなく象嵌してあるので、説明しないとモザイクだとは思わずに絵を描いてあるのだと思われる筈です！それほど完璧な象嵌なのです！

ゴールドのフレームも珍しいデザインですし、見事な彫金です！

ローマンモザイクは今では、お土産品レベルの物しか作られていませんが、フローレンス・モザイクはまだましで、作家物もありますが、大きな額のような物だけで、このような小さくて完璧なモザイクではありません。
それでいて結構高い価格で販売されているのには呆れてしまいますが・・。

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モザイクについては
《知られざるモザイクの魅力》をご覧下さい。