18世紀　ハードストーン・カメオ


				18世紀　ハードストーン・カメオフランス　18世紀後期（外側のホワイト・エナメルの部分は19世紀後期）アゲート、18K、ブラック・エナメル 4,1cm×3,2cm Sold このカメオは、19世紀中期以降の大衆化が進んだ時代の物とはひと味違う、趣があります。一般受けするこぎれいな石ではなく、微妙に色の違う二つの層を持つアゲートを使って、古代ローマの皇帝とおぼしき人物を彫っていますが、大理石かブロンズ像を見ている彫り師なのか、特徴の鷲鼻や顎などを巧みに表現しています。全体のバランスも良く、18世紀の第一級と言えるレベルのカメオです。このカメオを最初見た時にカメオ自体は素晴らしいのにエナメルが傷んでるのが惜しいなと思っていたのですが、だんだん見ている内に、外側のホワイト・エナメルに違和感を感じて来たのです！！内側のブラック・エナメルの部分までの画像を作ってみると、何とこの方がずっきりして重厚なイメージがあり、ずっとカメオが引き立つのです！！側面や裏を見ると、僕はホワイト・エナメルの部分だけが19世紀に付けられた物で、オリジナルはブラック・エナメルのフレームまでの部分だと確信しました！ 18世紀やそれ以前のカメオは、19世紀中期頃に悪趣味の人たちが、もっと装飾が必要だと、カメオの本来の魅力を台無しにするような、酷いフレームにわざわざ作り替えていることがあるのです。唯、幸いなことにその余分なホワイト・エナメルが可成り損傷しているので、その分価格が安くなっているのです！これはとってもラッキーなことですよ（笑）おかげで18世紀の見事なカメオがこの価格でお買い上げ頂けるんですから！♪ だからこのカメオをお買い上げ頂いた方には、無料で悪趣味のエナメルの部分と取り除き、奇麗に仕上げてお渡し致します。

この角度で見ると彫りの良さが良く解ります。				やっぱりホワイト・エナメルの部分は無い方が良いですね。

バチカンはずっと後で作られた粗末な物なので、ちゃんと復元します。