勝利の女神ニケ インタリオ 勝利の女神ニケ インタリオ
実寸大 100円玉の大きさが解る画像 『勝利の女神ニケ』
《インタリオ》
アゲート
フランス 18世紀後期

《ベゼル&シャンク》
15〜18K
イギリス 19世紀初期
Sold
カメオもインタリオも複数の層を持つ石を使う場合、上下に色の違いが出るようにカットするのですが、このインタリオは、幻想的な効果を狙って、縞模様が表面に出るように石をカットしているのです!

縞模様と縞模様の間の空間にニケが立っている、とても印象的な構図は素晴らしいものです!

薄い白の層のうねりとグラデーションは、まるでオーロラのような幻想的なイメージを作っていますが、作者はそのような効果を計算して石をカットしているのに違いありません!

この石は透明感もある石なので、裏から少し光りが入るだけで、とてもファンタジックなイメージになり、見る者の心を捕らえます!

最後に、皆さんは気づかれたでしょうか?
ニケの彫りが、まるで古代ローマのインタリオのような彫りであることを・・。

そうです。この彫りは18世紀後期の洗練された完成度の高い彫りではなく、わざと意識的に一見稚拙に見える古代ローマ風に彫ってあるのです!

経験を積んだ専門家がルーペで見れば彫りのタッチや仕上げで違いが解るのですが、一般の人にはその違いは全く解らないと思います。

このインタリオが作られた18世紀後期頃は、まだ古代ローマのインタリオの研究も進んでいなかったので、これは古代ローマのインタリオとして高価な値段で販売された可能性があるのです。

ナポレオンのイタリア遠征で、イタリアから古代のカメオやインタリオのコレクションを持ち帰り、カメオとインタリオの人気が一挙に高まったので、古代ローマ風のインタリオが作られたのです。

そのような状況で作られたインタリオの中では、このインタリオはその美しい石と、独特の層を持つ石をうまく活かしたアーティティックな作品と言える物です。

拡大 粘土に押した画像
バックライト シャンク
裏から光りを当てるととても美しく、透明感のある石であるのが解ります。それを活かす為に石はオープンセッティングにしてあります。  
シャンク後部 石裏





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