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アールデコのスタイリッシュなブレスレット フランス 1930年代 オニキス ダイヤモンド プラチナ 全長19.3cm プラチナパーツ1.8cm×1cm オニキスパーツ1.9cm×1.5cm 重量 36,9g Sold |
このブレスレットを見ていると、後期アールデコのデザインは何と魅力的なんだろうと思います! 黒という色彩のジュエリーが本格的に人気が出るのはアールデコからですが、ヴィクトリア時代の喪服用に作られたジェットの質感やイメージとは全く違う、固くて美しい光沢のある黒の素材オニキスは、独創的で現代的なデザインのジュエリーにはぴったりの素材と言えます。 硬質感のあるオニキスと、同じように硬質感があり清涼感のあるプラチナのコラボレーションは、現代的なジュエリー・デザインの幕開けを感じさせるものがあります。 このブレスレットは、一見シンプルなデザインなので、作るのはそれ程難しいとは感じないかも知れませんが、ところがどっこい、これは相当に高い技術が無いと作れない大変なことをしているのです!! オニキスは固いけれど結構割れやすい石なので、厚みのある石を表裏とも凹面にカットして縁を厚くし、丸味を持たせてプラチナとの摩擦で破損しないようにしてあります。 僕はこれを最初に見た時に、プラチナのパーツとオニキスをいったいどうやってつないでいるんだろうと不思議に思いました。 それはプラチナのパーツをつなぐ時に、高熱を加えて蝋付けすることは出来ないからです。そんなことをしたら瞬時にオニキスが割れてしまいますからね。 ではどうやってつないだかは、それが解る拡大画像の所でお話致しましょう。 |
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プラチナのパーツはアーチ型の部分と板状の物を別々に作ってあるのです。アーチ型の部分には足が出してあって、板状の物には二箇所に穴を開けてあり、アーチ型の部分に板状の物を乗せて穴から出た足を叩いて過締めて留めているのです。これも簡単なようで難しい作業だと思います。叩いたときにオニキスに衝撃が伝われば割れる可能性があるからです!余程注意してやらないと全てが駄目になってしまう作業だと思いますね。 |
このブレスレットは実際に腕に填めた時に美し見える素晴らしいデザインです!♪ それは実際に腕に填めた画像をご覧になれば解ります。 このような独創的なジュエリーは、おそらく一つだけ特別に作られた物だと思いますが、デザインが出来てから完成するまでのおそらく何ヶ月もの時間が掛かっている筈なのです!! 何故なら、初めて作る独創的なデザインのジュエリーは、実際に加工してみないと解らないことが沢山あり、試行錯誤を繰り返しながら作るからです!! たぶん、このブレスを作る為に道具まで作っている可能性が高いのです! だから腕の良い職人の工賃を考えたら、当時の価格は1000万円だった可能性は充分にあるのです! 僕はいつも言っていますが、アンティークジュエリーの優れた一点物ほど安い物は無いのです!! |
オニキスにもプラチナにも傷はほとんどないアンティークとしてはパーフェクトなコンデションです!オニキスの白い点は撮影する時に照明が写り込んだものです。 |
オニキスは裏も表と全く同じ作りと仕上げです! |
連続する動きを感じるデザインはアールデコらしい魅力です。 |
このブレスレットは実際に腕に填めた時に美し見える素晴らしいデザインです!♪ |