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ジャポニスム・エナメル ケープ用ボタンセット 日本も明治新政府に変わり、万博を舞台に日本を積極的に売り出す政策を進めた。やがて日本の美術工芸は、世界から「ART」として認められ、個人コレクターのみならず、欧米の美術館が競う蒐集の標的となりました。そして、日本の優れた公家遺品の大量流出が繰り広げられ、外国人であるモースやフェノロサが日本文化財の流出を憂える程だったのです。 そんな中、Alexis Falize とその息子たちは日本の有線七宝に強い影響を受けたクロイゾン・エナメルのジュエリーを製作して高い評価を受け、アールヌーボーの先駆けになったのです。 礼装時の外出時に羽織る外套の襟などに付けても用いなした。この場合、外套を留める為のボタンではなく、あくまで飾りボタンとして使われていました。写真(A)はチェンー付きですが、大きな襟の端にボタンホールを開けてそこに留めて使っていました。
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裏にもエナメルが施されていて、ボタンの金具にはフランスのゴールドのホールマークとFalize社のマークが刻印されています。 | ||||
フランスのゴールドのホールマークとFalize社のマークが刻印されています。 | ||||
← Alexis Falize作 大英博物館蔵 |
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金線で縁取りされた中に半透明の美しいエナメルを施したクロワゾネ・エナメル(有線七宝)。 一番下中央のと上部の左右の黄色の部分だけはへこんでいますが、他は盛り上がった実に美しい色彩のエナメルです! |