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シトリン ネックレス&イヤクリップ フランス 19世紀初期 シトリン 18k (ピンクゴールド、イエロー・ゴールド) ネックレス 長さ44cm 大きいパーツ3.5cm×2.6cm 小さいパーツ2.1cm×1.9cm 重量75.4g イヤクリップ(ピアスに変更可能です) 4,4cm×1.8cm 重量12g Sold (イヤクリップはフランスの同時代の物ですが、元はピアスだった物で、後の時代にイヤクリップに付け替えられた物です。これは完全なセットではなく同じ時代の物を組み合わせた物です) カンティーユとはフランス語で刺繍という意味で、19世紀初期に金が歴史的にも非常に高価だった時代に少ない金で美しいジュエリーを作る為に発達した技術です。 日本ではジョージアン末期のイギリスのカンティーユのジュエリーを多く見かけますが、カンティーユという用語がフランス語であることからも、本来フランスが本家本元なのです! それだけにこのシトリン ネックレス&イヤクリップは、この時代の最高水準の技術で作られており、実に華麗で繊細な美しさを感じさせるものです!! しかもネックレスのパーツだけで15個、イヤクリップのパーツが4個の合計19個のパーツがすべて最高のカンティーユで作られているのですから、その手間を考えればこの価格が如何に安いものであるかが分かります! もし、15個のペンダントだったら1個がたった7万9千円程にしかならないのですから・・!(悪い商人ならバラして2倍から3倍の価格にして大もうけしているかも知れません(苦笑)) このネックレス&イヤクリップに使われている大粒のシトリンは、とても上質の美しい石で、しかもこの時代としては異例と言えるオープンセッティングです!! これはこのシトリンが如何に貴重な石であるかを物語っているのです! イギリスのジョージアン末期のジュエリーの場合は、ほとんどがクローズド・セッティングであることを考えると。やはり当時のフランスはジュエリーの先進国だったことが分かります! シトリン(黄水晶)は本来、貴重な石で人気が高かった美しい石ですし、カットも素晴らしいものです! それは19世紀初期のカンティーユなどの見事な金細工のゴールド・ジュエリーに好んで使われていることからも分かります。 唯、今では残念なことにシトリンが貴重な石であることが忘れられているのです! 現在ではシトリンとして販売されている石のほとんどは、質の悪いアメジストを加熱処理した何の価値もない石なのです! だからこのネックレス&イヤクリップに使われているような上質の天然のままのシトリンは、アンティークジュエリーならではの石なのです!! |
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金線の透かし状の部分がカンティーユで、その上に少し大きめの粒金の肌を荒らして凹みを作っています。 これは非常に珍しい技法です! シトリンを留めている爪もとても珍しいデザインで、縒り線とリュ金を使った実に美しい物です!! このような高度な技術を要する、もの凄い手間の掛かる石の留め方をしているジュエリーは過去35年でも僕は見たことがありません!!! フレームの一番外側にも極小の粒金が蝋付けされていますが、驚くばかりの手間のかけ方です! 当時、このネックレスは今の10倍ほどの価格だったのは間違いないと思います。現代の2000万円ぐらいで価格のジュエリーがどんな細工で作られているかを知れば一目瞭然というものです。 |
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美しいシトリンはカットも実に優れた物です! パーツのつなぎ目には、ピンクゴールドが使われています。 |
カンティーユのゴールド・ジュエリーは一般的には地金がもっと薄ものが大半ですが、これは充分な厚みがあることが分かります。 |
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イヤクリップはフランスの同時代の物ですが、元はピアスだった物で、後の時代にイヤクリップに付け替えられた物です。これは完全なセットではなく同じ時代の物を組み合わせた物です。 カンティーユと木の葉の彫金を組み合わせたフレンチらしい美しいデザインです! シトリンもネックレスとほぼ同じ色合いで、カンティーユと彫金のレベルも |
シトリンの質、カット、金細工のすべてが当時の第一級と言えるレベルです!! |