これはフランスの指輪なので正確にはエドワーディアンではなくてベルエポックの指輪です。 デザインはフランスならではのセンスの良さを感じるものです。大きな石を意識的に使わずに小さなローズカットダイヤモンドと小さなカリブレカット・ルビーだけのデザインは秀逸です! カリブレカットは爪を使わない留め方なので、美しいピンクの斜めのラインがすっきりと出て清々しい気持ちになります! この指輪の作者が大きなセンターストーンを使わなかったのは、小さなローズカットダイヤモンドの繊細な輝きの中に美しいピンクの斜めのストライプが、如何に効果的であるかが分かる優れたデザイン感覚を持った人だったのだと思います。 少しでも高く売ることを考えたら大きなセンターストーンを使う普通のデザインの方が良いですからね(笑)。 だから強くデザインを意識した指輪はアンティークジュエリーでも以外に少ないのものなんんです! この時期の指輪の裏の美しさも格別です。プラチナが極めて高価だっただけにゴールドバックにしているのですが、背広の裏地に凝るような楽しさがありますね。 この指輪が似合うセンスの良い方にお買い上げ頂きたいものです。
ページトップ