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アイボリー カメオ 『美しき女庭師』 フランス 19世紀初期 6,6cm×4,7cm ラファエロの名作『美しき女庭師』がモチーフです。 『美しき女庭師』という名前の理由は、美しい草花や詩情豊かな風景に囲まれた親しみやすさから絵の名前がつけられたもので、 左側の幼児はキリストです。ラファエルロは多くの聖母子像を描いており、壁画も残され ています。 これは貴族が旅に出るときに持って行き、祈りを捧げる時に使った物です。 敬虔なイメージを受ける素晴らしい象牙彫刻だと思います! 19世紀中期以降の象牙のカメオとは比較にならない出来映えで、この作品に相応しい額縁を作って鑑賞して頂きたいですね。今は簡単な額縁が付いています。 美術額縁専門に作っている所にオーダー出来ますのでご相談ください。 フランスのディエップで19世紀に作られた作品で、ディエップは港町だったために良質の象牙が手に入りやすく、優れた象細工が多く制作されており、現在もディエップの美術館には多くの優れた作品が収蔵されています。 |
瞼を閉じた聖母マリアの表情には心洗われるものを感じます。これはカメオの域を超えた象牙彫刻です! |
幼子キリストが体を捻って、聖母マリアの顔を見上げるポーズと表情は、作者の類い希なる才能を感じさせるものです! ふっくらした幼子の顔は、二重まぶたまでが巧みに彫られています! ころころ太った幼子キリストの太ももの表現にも感心します。 右側の十字架を持った子供の立ち膝のポーズや、衣服の表現も素晴らしい出来映えです。 |
19世紀以降の象牙のカメオは、高価なストーンカメオの代用品として作られた物が大半なので、この『美しき女庭師』のような19世紀初期の象牙彫刻に比べると、雲泥の差を感じます! それは女性が身に付ける商品として作られた物と芸術作品の違いなのです!! |