ネックレス『イスラムの剣』

イギリス　1920〜1930年頃
カリブレカット・ルビー、オールドヨーロピアンカット･ダイヤモンド、オニキス、ホワイトゴールド
ガラス
オニキスの直径2,1cm 　　チェーン 35cm


小さなネックレスですが、実に凝った作りですし、とても珍しいデザインです！

最大の見所は、まるでモザイクのような、今まで見たことのない珍しいカリブレカット・ルビーにあります！
イスラム風の剣の中央にイスラムを象徴する三日月を囲むようにセットされたルビーは、一つ一つがすべて形の違う石が爪留めではなく、フレームの縁と三日月の縁を倒すことで留めているのでが、僕は過去35年で初めて見る特別のカリブレカットです！！

三日月に合わせてルビーを変形にカットして留めているのですが、普通のカリブレカットのように単純な曲線や直線ではなく、三日月の合わせて僅かの隙間もなく完璧にルビーを留めているのは驚くばかりです！！

三日月に合わせてルビーをカットするだけでも非常に難しいことなのに、それを80年から90年もの長い年月を経ても外れないだけの精度の高い石止めは驚異の仕事です！！

周りのオニキスも太さ変化を付けて裏まで奇麗にカットしている素晴らしい作りです！！

透明なガラスの板にルビーとダイヤモンドをセットした剣を付けて、ガラスの上部を吊してあるので、一見イスラム風の剣が宙に浮かんでいるように感じる、実に面白いアイデアです！♪

ハンドメイドのチェーンも付いています。

このネックレスを見ていると、これを作った職人はよっぽど楽しかったんだろうなと思えて来ます。
だってそうでなかったら、過去にだれもやったことのないような、超難しいカリブレカットの石留めをやる訳はないのですから！！