アールヌーボー 花瓶 オプタ・ミレー作 (フランス) 1875年頃 磁器にエナメルを施した物 8.5cm×5.3cm 日本やイスラムの芸術に影響を受けたオプタ・ミレーは東洋的なイメージの作品を作り、1899年の博覧会で金賞を受賞しています。 その作品はオルセー美術館(パリ)にも所蔵されています。 モチーフの縁を盛り上げたエナメルは、日本の有線七宝の作品に刺激を受けて作ったのだ思われます。アールヌーボーが如何に日本の絵画や工芸の影響を受けたかが分かる興味深い作品です。 アールヌーボーのガラスの作品は、日本でも人気があり高価な値段で販売されていますが、このような陶磁器の作品はほとんど紹介されておりません。そのような中でこのオプタ・ミレー の知られざる優れた作品を皆さんにご紹介出きますことは嬉しい限りです。
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