ヘレニズム・インタリオの傑作!! インタリオ(ルース) 『豊穣の女神 デメテル』 古代ローマ 紀元前1世紀(ヘレニズム) イエロー・コーネリアン 2cm×1,6cm 回転式のベゼル&シャンクは22金で現代の作りです。 サイズ 11号(変更可能) Sold 僕は今まで古代ローマのインタリオで、これほど美しく大きい石の物を見たことがありません! 古代ローマのインタリオは、美しい石であっても不透明の石が大半ですが、この石はとても珍しいイエロー・コーネリアンあるうえ、半透明なのでその美しさは格別です! 画像でもバックが白と黒で全く違うイメージに見えるのはそのせいなのです! 手に持って裏から光りを当てて見ていると、紀元前1世紀に生きていた人たちの息吹を感じるようです。 豊穣の女神 デメテルの顔は、男性的な凛々しさを感じる美しい顔立ちで、一般的な古代ローマのインタリオに見られる稚拙さを感じる彫りとは違い、技巧の巧みさを感じさせる素晴らしい彫りです!! そして石の大きさも、大半の古代のローマのインタリオは小指の爪ぐらいの小さな物ですが、これは100円玉より少し小さいぐらいの大型です。これも極めて希な事なのです! アレクサンダー大王(前356 〜前323年、位前336〜前323年)の東方遠征以後、それまでは入手が困難だったいろいろな半貴石が使えるようになり、紀元前1世紀頃からこのデメテルに使われているような美しいインタリオが登場するのです。 このインタリオのデメテルの顔が、男性的な凛々しい顔なのは何故だろうと考えたのですが、アレキサンダー大王が東方遠征で勝利した部族の王妃と結婚したことを考えると、東方から来た女性たちのエキゾチックな顔立ちが人気があったのだろうかとも考えています。
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