クアドリガに乗った勝利の女神ニケ　古代ローマ　インタリオ　アンティーク

『クアドリガに乗った勝利の女神ニケ』
古代ローマ　インタリオ（ルース）
1世紀から1世紀中頃
レッドジャスパー
1,4cm×1,7cm

大変美しい色のレッドジャスパーに月桂樹を持った勝利の女神ニケが勝利の象徴クアドリガ（４頭立ての馬車）を引いている図柄のインタリオです。

古代オリンピックではクアドリガは戦車競争に使われており、また古代神話では神の乗る乗り物とされていました。

情熱的な色のレッドジャスパーに勝利の女神ニケのモチーフが良くあっています！♪

四頭の馬は、遠近法とは無縁の構図なのが面白いですね。
古代のインタリオならではの面白みです！

それにしても100円玉より小さな石にこれだけの複雑な構図のインタリオを彫ってあるのが凄いことです！！

18世紀後期のインタリオとは違って、機械などはなく、ダイヤモンドの粉末を付けたカッターもなかった時代にこれだけの細密な彫りを施すのは驚異的なことです！

それに粘土に押した時に細部までくっきり線が出るのは、彫った部分を磨いてあるからなのですが、これは今以てどうやって磨いたのかが解っていないのです！

このインタリオは指輪に加工したら素晴らしい指輪になると思います！♪

粘土に押した画像。

四頭の馬の足が良いｄすね～♪

馬の嘶きが今にも聞こえてきそうな感じです。