ライヤー 裏
シードパール ブローチ 竪琴 ハープ アンティークジュエリー
ライヤー(Lyre)それは吟遊詩人の竪琴・・・。
紀元前からある美しい形の竪琴です。
1910年4月5日と彫られていることから、誕生日にプレゼントされた物でしょう。
きっとこの美しいライヤーのブローチが似合うような女性だったんでしょうね・・。

イギリス 1910年4月5日
シードパール(スプリット・パール)、15K
2,3cm×2,3cm 重量3,3g

ゴールドとシードパールの組み合わせのジュエリーは、イギリスのアンティークジュエリーらしい物で、19世紀後期から20世紀初頭までとても人気があったので、いろいろなデザインのブローチが作られています。

そんな中でも、このライヤー(竪琴)のブローチは、優美な曲線とすっきりした直線の組み合わせの実に美しいデザインです!

裏を見れば解りますが、弦の部分は糸鋸で挽いてヤスリで完璧に仕上げてあるのです!

竪琴の左に留めてあるシードパールの一番小さなパールから大きさを変えた粒金が付けられています。

天然真珠しかなかった時代だけに、小さな真珠まですべて半分にカットした物が使われていますが、小さくても奇麗な真円の珠が貴重な天然真珠だけに、半分にカットしてコストを削減しているのです。

小さなハーフパールを留めるのは大変難しいのですが、このブローチはまるで粒金のような奇麗な形の爪を作って、とても丁寧に留めてあるのが解ります!

このライヤーのブローチは、これらのことからも、当時のポピュラーなジュエリーとして作られた物の中ではなかなか見ないとてもグレードの高い物と言えるのです!




竪琴 ハープ ブローチ 裏
  ブローチのピンが曲がっているのは、後で曲がってしまったのではありません!
服に刺しやすくて抜けにくいように、最初からこの形で作ってあるのです。言わばオリジナルの証明なので真っ直ぐに直したりしていけません(笑)


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