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渋い銀の台の見事な作りの中に美しい赤の遊色効果が出たオパールと、それを引き立てるのに十分なオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドのコラボレーションは、アンティークジュエリーならではの魅力です!! |
オパール ブローチ イギリス 1890年頃 オパール、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、 ローズカットダイヤモンド、シルバー&ゴールド 2cm×4,3cm 重量6,5g アンティークのケース付き このオパールはとても上質のホワイトオパールです! 厚みのあるカボッションカットの底から湧き上がるようなプレーオブカラー(遊色効果)は、赤い色が美しい最も上質のホワイトオパールだと思わせる石です!♪ 立体感のあるシルバー&ゴールドの作りはとてもしっかりした物で、この貴重なオパールに相応しい上質のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドがセットされています。 オパールはローマ時代から17世紀までは高く評価されていた石で、この時代のオパールはチェコスロバキアで産出された石です。 18世紀からオーストラリアで上質のオパールが採れる鉱脈が発見される1880年頃までは、不吉な石であるという信仰の為に嫌われるようになりました。この信仰はチュートン(ゲルマン)民族の迷信だと思われています。 詩人で歴史小説家ウォルター・スコット(1771年8〜1832年)の小説“ガイエルンシュタインのアン”の影響という説もあります。 そんな中で1880年頃にイギリスの植民地のオーストラリアで、上質のオパールが採れる大鉱脈が発見され、その輸出振興の為に英国の王族や貴族がオパールのジュエリーを愛好し、一挙にオパールの人気が高まったのです。 ですから、オパールを使ったアンティークジュエリーは、1880年以前の物はほとんど見ることがありません。 さすがのオーストラリアの鉱脈も最近では上質の石が採れなくなって来ていますので、このブローチのような赤い色の美しい遊色効果が見られるオパールは、アンティークジュエリーでないとほとんど見ることはないのです!! |
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このオパールが如何に上質で貴重な石であるかは、銀の台の細工を見ればはっきり解ります! 左上の画像で、オパールの下少し大きめのダイヤモンドから、左右に緩やかな曲線状にダイヤモンドがセットされていますが、その根本に銀の粒が付けられているように見えるでしょ? でもこれは、銀の粒を蝋付けした物ではなく、銀の板を削りだして粒銀のように見せているのです! こういう細工を見るのは僕も36年この仕事をやっていて初めてです! 良い石を使ったジュエリーは良い仕事をしているものですが、こういう細工を見ていると、アンティークジュエリーってやっぱり良いなと思います♪ |
立体感を出した素晴らしい作りです。 |
裏の仕上げも完璧です・ |