中世 サファイヤ リング アンティークジュエリー 中世 サファイヤ リング アンティークジュエリー
中世 サファイヤ リング アンティークジュエリー
中世 サファイヤ リング アンティークジュエリー100円玉の大きさ
中世の指輪
西ヨーロッパ 13世紀
カボッションカット・サファイヤ、14Kとシルバーの合金
ベゼル1,5cm×1,5cm  重量3,8g
サイズ20〜21号(変更可能)

大変珍しい中世のカボッションカット・サファイヤのリングです。
素材はおそらく14kと銀をまぜたものでしょう。普通のイエローゴールドとは違う、
抑制された金の輝きは、日本人の感性に合うような気がします。

八角形で山型のベゼル、ベゼルの4面には希望の象徴の錨のマークが彫り込まれています。八角形の縁は緩やかな曲線でベゼル全体も僅かに丸味を出した形で、やすらぎを感じるような実に良い形です。

希望は神学上の3つの美徳のうちのひとつであり、残り二つは信仰、慈悲です。
錨のマークが彫り込まれていることは、この指輪は司祭のような聖職者が嵌めていた
可能性が非常に高いです。

シャンクは薄く、平らで十字架が彫られています。

通常、この年代のオリジナルのサファイヤは摩耗していますが、この指輪のカボッションサファイヤは摩耗していません。後にオリジナルの石を外して磨き直したか、石を取り替えた可能性があります。

もし、サファイヤがオリジナルの状態であれば、価格は数段高価なものになると思います。

13世紀(1200年代)はどういう時代だったかを知れば、この指輪がどんな時代に作られたかが分かります。

モンゴル帝国がユーラシア大陸の大半を支配し、日本は鎌倉時代で元寇があり、西ヨーロッパでは十字軍勢力が衰退していた時期です。

日本の骨董品で鎌倉時代の物であれば、小さな物でも非常に高い希少価値があり、相当に高価な値段になっていることを考えると、この中世の指輪が如何に貴重な物であるかが分かるというものです!

中世の美術は、教会建築とそれに付随する絵画・彫刻を中心に発達しましたが、ジュエリーではサファイヤの指輪が有名です。

中世西ヨーロッパはカトリックの時代で、カトリック教会が絶大な権威をもっていたので学問・芸術なども教会の支配下にあり、建築や美術は教会とその装飾のために発達したので、ジュエリーの中でも高位の聖職者の為の指輪に優れた作品が多いのです。

サファイヤは、良心、神聖な瞑想、希望、純粋を意味するので、聖職者に相応しい石だったのです。

僕は昔から中世初期に作られたグレゴリア聖歌が好きですが、中世のサファイヤの指輪にグレゴリア聖歌を聞いている時に感じるような心洗われる思いを感じるのです。

だから、僕は中世のサファイヤが好きでずいぶん良い物を扱いましたが、いつか自分の指に填めてみたいものだと思っています。

中世のサファイヤの指輪には、単なるデザインとか細工の魅力とは違う、何か精神性を感じさせるものがあり、それが最大の魅力なのだと思います。

皆さんにもぜひ、その魅力とミュージアムピースを身に付ける喜びを知って頂きたいと思っています。


13世紀 西ヨーロッパ 
参考文献  Hanns-Ulrich Haedeke, Schmuck aus drei jahrtausenden, Ko¨ln, 2000,
ref. 142.


今の在庫の中世の指輪は《紀元前から17世紀までのジュエリー》でご覧下さい。
この二つの中世のサファイヤの指輪も素晴らしい指輪なので、ぜひご覧下さい。

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中世 サファイヤ リング アンティークジュエリー 裏
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