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シトリン ネックレス フランス 1830年頃 シトリン、18K クロス 5cm×4,6cm チェーンの長さ41cm 重量29,9g Sold カンティーユは、金が非常に高価だった1800頃から1840年代までの期間のハイクラスのゴールド・ジュエリーに見られる技法です。 カンティーユは少ない金で、見栄えのするジュエリーを作る為に開発された技法で、刺繍という意味です。 刺繍のような繊細な美しさからカンティーユと呼ばれるようになったのでしょう。 このシトリンのネックレスは、グラニュレーション(粒金)も過去に見たことのないようなハイレベルで、いったいどれだけの手間を掛けて作ったかと驚くばかりです!! 使われているシトリンはとても上質でカットも優れています。 金が高かったこの時代のジュエリーは、ほとんどの物が薄い地金を使っていますが、このネックレスは使うのに不安を感じるような薄さではなく、十分に使用に耐える厚みがあるのも魅力です! 当時の価格はおそらくこの価格の10倍はしていたと思われます。 170年もの年月が経っているとは到底思えない完璧なコンディションはまさに奇跡というしかありません!! そしてこのネックレスは、チェーンの部分とクロスの部分を別々に使える使い勝手の良さもあるのです。 では、各部の拡大画像を見て頂きながら、このネックレスの魅力についてお話致しましょう。 |
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左の画像のようにネックレスとクロスペンダントの二つに使い分け出来るのでとても使いやすいのです♪ 画像のようにクロスをはずせる構造になっている優れ物なのでとても使い安いです。 金が高かったこの時代のジュエリーは、ほとんどの物が薄い地金を使っていますが、このネックレスは使うのに不安を感じるような薄さではなく、十分に使用に耐える厚みがあるのも魅力です! |
拡大画像と実物大の画像を比較して見れば、このグラニュレーション(粒金)の凄さが分かります!! シトリンの爪も先端にも半球状の粒金が付いている美しい物です! シトリンとシトリンの間の木の実のような物はザクロで、ザクロは豊饒を意味するのです。 |
側面から見ると、シトリンを留めている爪が如何に美しいかが分かります。 左の画像で、シトリンを留めている爪の下の部分にも細い美しい線が彫金されています。 このように目立たない部分にまで、手間を掛けて細工をしているのは、このネックレスをオーダーするような人たち(貴族のような上流階級)の美意識が如何に高かったかの証なのです。 |
美しいシトリンの縁に繊細なカンティーユは、これ以上は望めないほど良く似合っています。 |
このシトリンは、もちろん非加熱の石で、今となってはとても貴重な石なのです! 19世紀の前半に高級なジュエリーに好んで使われているのは、上質の石が産出されていたのと、ゴールドの色合いと良くマッチする上品な雰囲気が込まれたのかも知れません。 今ではこの石のような上質のシトリンは、ほとんど採れなくなっているので、低品質のアメジストを加熱処理した石がシトリンとして出回っているのです。 |
十分な厚みのあるシトリンでカットも大変優れたカットですし、当時としてはクローズセッティングが当たり前なのに、これはオープンセッティングですからね〜♪ それにしても粒金を使った装飾は実に美しい!♪ 下部の粒金はグラデーションになっています! 本当に感動ものですよ!♪ |
斜めから見た時の美しさも格別です! |
ネックレスにも大きな素晴らしいシトリンが付いていますし、それを留めている爪の美しさは眼を見張るものがあります!もちろんチェーンもすべてハンドメイド素晴らしい物です! |
この時代としては厚みのある金を使ったとてもしっかりした作りです。 ペンダントを提げる為の金具も開閉式で良く出来ています。 |
シトリンとゴールドのコラボは実に美しい!♪ |
どの角度から見ても惚れ惚れします! |
素晴らしいカットなので斜めから見た時に特に美しいです! ザクロも立体感を出した彫金でデザイン上の良いアクセントになっています。 それにしてこの完璧なコンディションは、まるで今作ったばかりのようで、奇跡的なコンディションです!! きっとほとんど使われることなく保存してあったのでしょう。 |