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エドワーディアン ダイヤモンド ピアス フランス 1900年〜1910年頃 オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド プラチナ&ゴールド 長さ1cm 重量3g |
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側面の画像で金の金具の上部にプラチナを貼り合わせてあるので、このダイヤモンド・ピアスがプラチナが非常に高価だった1910年前後の作られたことが分かります。つまりプラチナを使ったジュエリーの最初の頃の物だということです。 それにしても金具の上部にまでプラチナを貼り合わせるという手間の掛かることをしているのには驚きます! しかも曲線状の部分にプラチナの板を蝋付けしているんですからね。 それだけプラチナが革新的な新素材として圧倒的な人気があったということなのです。 大き目のダイヤモンドのフレームがすべてプラチナなのは、当時、このダイヤモンド・ピアスが結構高価な物だったことを示しているのです。 1900年〜1910年頃と言えば、日本では明治33年〜明治42年で、ダイヤモンドは庶民には夢のまた夢のような時代だったのです。 皆さんもご存じの尾崎紅葉の小説『金色夜叉』で、寛一がお宮に「ダイヤモンドに目が眩んだか〜!!」と足蹴りをくらわすシーンがありますが、これはお宮が寛一を裏切って富豪の家に嫁いだのを怒ったからです。 『金色夜叉』は読売新聞に1897年(明治30年)〜 1902年(明治35年)まで連載された小説ですから、ちょうどこのダイヤモンド・ピアスが作られた頃なのです。 もしかしたら、この小さなダイヤモンド・ピアスにもそんなラブストーリーがあったのかも知れません。 そう考えるとアンティークジュエリーのような歴史のある物は、いろいろなことを想像出来るから楽しいんだなと思います。 こんなに小さなダイヤモンドでも、非常に高価な最新の素材プラチナを使ったということは、今では考えられないほどダイヤモンド自体も高価だったということなんでしょう。 でも、このダイヤモンド・ピアスの価格は、過去に扱った物の中で最もお買い得な価格になっていると思います!! |
ダイヤモンドの裏が汚れていますが、これは奇麗に洗浄してお渡し致します。 ピアスの金具は後ろから付け外しするタイプです。 |