エリザベス1世 エリザベス1世 ペンダント拡大
1546年頃のエリザベス1世(在位1558年 - 1603年)作者不明
エナメルと見事な金細工それに天然真珠の組み合わせはルネサンス期らしい物です。
ネオ・ルネサンス クロス・ペンダント アンティークジュエリー ロバート・フィリップスのマーク 実物大 1円玉サイズ

ネオ・ルネサンス クロス・ペンダント

イギリス 1870年頃
ロバート・フィリップス作
18K、ブラック&ホワイト・エナメル(シャンルヴェ・エナメル)
5cm×3,5cm(バチカンを含む)
¥880,000-

この素晴らしいネオ・ルネサンス クロス ペンダントは、1546年頃に描かれたエリザベス1世の肖像画に描かれているペンダントを、19世紀後期の英国で、トップレベルのジュエラーとして有名なロバート・フィリップスによって再現された作品です!!

ルネサンス期のジュエリーは、まだダイヤモンドがカットされていなかった時期なので、ジュエリーの主役はエナメルだったのですが、このクロス・ペンダントのエナメルは、ルネサンス期のエナメルを彷彿させる素晴らしい出来映えです!!

ブラック・エナメルの部分は三角柱を彫ってエナメルを施しているのです。
金のラインは金色のエナメルではなくて、地金の縁が出ているのです。

フラットな一面のエナメルでも手間が掛かるのに、三角柱の多数の面にシャンルヴェ・エナメルを施すのは至難の技ですし、手間が何倍も掛かります!!

だからエナメルの全盛期のルネサンス期のエナメル以外では、このような難しいエナメルは作られていないのです!
さすが英国のトップジュエラー ロバート・フィリップスの作と納得出来ますね!

エリザベス1世が付けていたルネサンス期のクロスでは、ホワイト・エナメルは使っていませんが、これは中央に盛り上がったホワイト・エナメルを使ってあり、ルネサンス期の作品がより進化して美しくなったとも言えると思います!

ブラックエナメルの周囲には、まるで一本の金の縄のような縒り線が付けてありますが、これはエリザベス1世の絵画のクロスと全く同じ細工に見えます。

縒り線にはいろいろな技法がありますが、一本の長い縒り線を複雑に絡ませて、全体が菱形にした極めて珍しい技法です!!

縒り線の菱形は美しい透かしでもあり、その中に立体感を感じるブラック・エナメルのクロス、そしてクロスには金の細くシャープなラインが輝く様子は、見る人の心を捕らえて放さない美しさを感じます!!

この素晴らしいクロスのデザインは、ジュエリーが絵画や彫刻に匹敵する芸術として高く評価されていたルネサンス期ならではの優れたデザインなのです!!

ルネサンス期のジュエリーは、裏が美しいことで知られていますが、このネオ・ルネサンスのクロスも裏を見せて付けても良いぐらいに美しい物で、四つの大きな半球状の粒金といくつかの極小の粒金が使われています!!

裏にこのような粒金を蝋付けしてあるジュエリーも極めて珍しいのです!

※※※
エナメルの技法や歴史に付いては、《知られざるアンティークジュエリーの魅力》の『エナメル』でご覧下さい。

ネオ・ルネサンス クロス・ペンダント ロバート・フィリップス
裏
側面
ブラックエナメルのクロスが三角柱の立体的な作りであることが分かります。縒り線がロープのように絡んだ珍しい技法も良くわかります!
側面2
ホワイトエナメルが盛り上がっているのが分かります。
裏 側面
側面 裏2
ルネサンス期のジュエリーは、裏が美しいことで知られていますが、このネオ・ルネサンスのクロスも裏を見せて付けても良いぐらいに美しい物で、四つの大きな半球状の粒金といくつかの極小の粒金が使われています!!
ネオ・ルネサンス クロス・ペンダント 2
ネオ・ルネサンス クロス・ペンダント 3
大きくもなく小さくもない、付けやすい大きさです。

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