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インタリオ・リング 「セラピス神」 インタリオ 紀元前1世紀〜紀元後1世紀 コーネリアン リング 18k 19世紀 ベゼル 1.4cm×1.3cm 重量4g サイズ14号(変更可能) この古代ローマのインタリオは、あのクレオパトラがエジプトの女王だった頃に作られた可能性のある、古代ローマのインタリオの中でも古い年代の物です。 このインタリオの魅力はとても透明感のある上質のコーネリアンを使っていることです! 側面の画像を見れば分かりますが、結構な厚みのある石なのに可成りの透明感があるので、裏から僅かでも光が当たると、セラピス神が浮かび上がり、とても幻想的で美しいのです!! このインタリオが作られた当時も指輪だった筈ですが、当時はクローズドセッティングでしたから、この指輪のように裏からは光が入りません。 それでもこれだけ透明感のある石なので、下の金の色が反映して美しく見えたでしょうが、19世紀のオープンセッティングとして作り直しされたことで、その透明感のあるコーネリアンの魅力が一段と発揮されたのです! だからこのインタリオは19世紀に甦ったインタリオと言えるでしょう。 しかもモディウスと言う独特の帽子を被って髭を生やしたセラピス神の頭部は、たった5mmしかないとても小さな物なのに、粘土に押した画像を見るとこの迫力満点の素晴らしい彫りに圧倒されます!! このインタリオは、彫りの水準が古代ローマ時代の物としても第一級のレベルです!! 左側に持ち主のイニシャルが彫られていますが、このインタリオから持ち主の強い信仰心が感じられます。 お金に糸目を掛けず作らせた高価なインタリオだったから、これだけの透明感のある最上質のコーネリアンを使うことが出来たのだと思います! 19世紀のベゼルとシャンクはシンプルでモダンな雰囲気のあるとても良い作りです! 二本の爪で四箇所で留めるデザインは、アールデコを思わせる新しい感覚があり、二本の金線のシャンク根本に溝を彫った装飾もシャープなイメージがあり、二千年以上もの時を経たインタリオと、モダンなイメージの指輪の作りのコラボレーションが素晴らしいと思います!! セラピス神は、ギリシア神話のゼウスと、エジプト神話のオシリスを融合させた冥界の神でもあり、アレクサンドリアのセラペウムを中心にギリシア・ローマなどでも崇拝されました。 |
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この角度で見ると、厚みのあるコーネリアンに沈め彫り(インタリオ)をしてあるのが分かります。 | |
光の当たる角度によって変化する幻想的な魅力を感じる素晴らしいインタリオ!! |
両側に三日月と星があるセラピスの胸像が描かれたランプ。ローマ帝国時代のエフェソスで作られた(2世紀前半)。エジプトで見つかったといわれている。大英博物館所蔵 | ヘレニズム期エジプトの神セラピスの姿 |
セラピスの頭部(紀元150年 - 200年) |