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| 『イカロスの失墜』ピーテル・ブリューゲル (1558) 画面右下に小さく描かれ、海に墜落たイカロスの足だけが見えています。  | 
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| 古代ローマ インタリオリング 『イカロスの羽を作るダイダロス』 インタリオ 古代ローマ紀元前1世紀〜紀元1世紀 プラスマ(プラース )、18ctゴールド リング 18世紀 サイズ約8号(変更可能) ベゼルのタテ1.2cm インタリオ 1cm×0.9cm 重量 2,9g Sold このリングはまさにミュージアムピース! 石、モチーフ、リング、三拍子揃ったリングですが、この三拍子の揃い方はそうそうあるものではありません! どの部分から皆さんにご紹介すればいいか正直本当に迷ってしまいますが、一番始めに目につくのは美しい碧色だと思うので、まずは石の美しさからご説明致します。 まるでエメラルドのように深くて美しい碧が本当に魅力的なインタリオです。目にした瞬間、すぐに類稀な石の色に引き付けられました。あまりに綺麗なので、一瞬エメラルドかと思いましたが、そうではなく使われている石はプラース、またはプラスマといって古代ではとても貴重な碧色の石で、この石に彫られたインタリオは良い物が多いです。 今までに扱ったプラース、プラスマのインタリオの中では飛び抜けて美しい深い碧色をしていて、色の濃淡や黒いインクルージョンが古代の自然石ならではの面白みがあります。 勘違いしてはいけないのは、色のむらやインクルージョンがある石はすべて価値が低いと思われがちですが、そうではありません、古代のインタリオの場合、当時はまだまだ石が採掘されつくしておらず、自然のままの石の紋様や色の濃淡がある石が豊富に採れました。 古代のインタリオは石という自然の偶然から長い時を経て生まれた天の恵みと、人間の想像力が組み合わさって生まれた極小の彫刻作品なのです。 逆に現代の価値の低い石に熱処理を加えて鮮やかすぎる不自然な色に整えてある石が市場には多く存在していますが、いくらでも作る事が出来るのでこのような石はほとんど価値がありません。 また、この稀に見る美しい碧と18世紀の金のリングのハーモニーがなんとも言えず神秘的な雰囲気を感じさせます。インタリオをセットした部分の控えめな装飾、細くて華奢なリングが約1cmに満たない小さなインタリオとよくあっています。 少し長くなってしまいましたが、肝心のモチーフの説明に移ります。 ダイダロスとイカロスの物語は二人がミノス王の怒りをかい、 数千年前から存在している神話として、こうして目の前にその物語を直に味わうが出来るのは現在に生きる私達にとって幸せな事ですし、それがインタリオの醍醐味でもあるのです。  | 
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| ↑ピカソの『悪に打ち勝つ生命力と精神力』ピカソはイカロスの行動を肯定的に捉えたようですね。 ← 『The Awakening of Icarus』 Lucílio de Albuquerque 1910年  | 
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