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AとBの画像を見て皆さんは??と思われたと思います。Bはピンクゴールドの部分(モチーフと縁)が完璧に磨かれているので、光が反射してまるでエナメルを施しているように見えているのです。実際には、マットに仕上げている地の部分(イエローゴールド)の上に、ピンクゴールドのモチーフが奇麗に輝いて見え、何とも魅力的です!! |
ブック型ヴィネグレット(ペンダント) フランス 19世紀初期 2カラーゴールド(ピンクゴールド&イエローゴールド)18K 2.2cm×1.8cm×0.4cm Sold |
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左の画像では横が1円玉より少し大きく写ってていますが、実物は1円玉より少し小さいです。 このヴィネグレットは小さいのでペンダントとして使いやすいのが特徴であり魅力です!♪ |
ヴィネグレットは気付け薬入れとして作られた物で、19世紀初期の美術的価値のある高級な物は、主に男性の愛の小道具として作られた物です。 |
このヴィネグレットは独創的な技法で作られています!イエローゴールドとピンクゴールドの板を貼り合わせて、モチーフの部分を彫り残してあるのです!!そしてピンクゴールドを彫って出てきたイエローゴールドに、日本の金工で言う魚子(ななこ)のような技法で無数の点を鏨(タガネ)で打ってマットに仕上げてあるのです。 マットなイエローゴールドに、完璧に磨かれたピンクゴールドのモチーフが輝く様子は溜まらなく美しいですし、光の当たり方で変化する様子は本当に美しいのです!♪ しかも表裏の両面とも同じ細工がしてあるのが、19世紀初期ならではの手間のかけ方なのです!工芸の魅力はこの手間のかけ方にあるのです。 それがアートとの違いなのです! そしてそれがアンティークと現代の工芸の違いでもあるのです! |
この拡大画像を見れば如何に高度な技術を持った職人が作ったかが分かるというものです!しかも視覚的な効果をねらった独創的な作りが素晴らしいではありませんか! |
実際の本の背びれのような彫金が良いですね〜♪ここもイエローゴールドとピンクゴールドを貼り合わせた板から作っているのですから、どれだけ手間を掛けたかを考えると感動ものですよ!僕は優れたアンティークジュエリーほど安い物はないと思っていますが、こういう素晴らしい細工の物を見ていると本当に嬉しくなりますね。 |
面裏とも同じ構図ですが、微妙に違うので手彫りであることが分かります。それにして美しい!素晴らしい彫金!! |
この角度で見ると、如何にこの彫金が高度な技術で作られているかが良く分かります!♪ |
実際の本のように細い線を彫っています。 バチカンも当時の物なので細かな線を彫ってあります。 |
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ロケットとの違いは、内蓋の透かしにあります。ヴィネグレットは香りを楽しむ物なので、蓋を開けた時に美しくなければならないからです! |
内蓋の透かしは厚い板に深く彫ってあります。 |