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ロシアン パール&ダイヤモンド ペンダント このペンダントに使われているダイヤモンドは、普通の石に比べて可成り厚みがあり、カットの形状も丸味を帯びたような特別のカットです! 真珠の上のダイヤは僅かに黄色みを感じる石が使われていますが、これは自然の美しい斑のある天然真珠のイメージに合わせて特別に選んだ石だと推測しています。 とにかくこの天然真珠とダイヤモンドのネックレスは、革命があったロシアならではのドラマチックな面白さを感じますし、ロシアならではの数々の特徴を備えた実に美しいペンダントです!!♪ |
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← モスクワのホールマーク このロシアのペンダントには、革命前のロシアのホールマークとは違う物が付いていますので、それを調べていたのですが、面白い事実が解りました。 このペンダントに付いているマークは、ハンマー、モスクワを現すデルタのギリシャ文字と数字の950ですが、革命前はプラチナや金の純度を現すのに千分表示ではなく、百分表示(14Kの場合は56などと表示)です。 これらのマークは革命以降に使われた物ですが、赤軍と白軍との内戦が始まり、市場経済の廃止もあって国内の経済は大混乱に陥ったのですが、さらに1920年〜1921年の干魃が追い打ちをかけ、その疲弊した経済を良くするために1922年から1928年にかけてネップ(新経済政策)が実施され、一部の市場経済を復活させました。 その時に皇帝一族や貴族から没収した宝飾品を売りに出し、主にアメリカの主要都市で行われた展示会で販売されたのです。 だから、このロシアのペンダントは、貴族から没収したダイヤモンドが付いた高価な物だっただけに、ネップ(新経済政策)が行われていた1922年〜1927年の間に、マークを付けて海外に売りに出された物なのです。 ネップ(新経済政策)が行われていた時期に、ネップマンと言われた私的商人・私的実業家向けのジュエリーが作られているようですが、当然、革命前のロシアのジュエリーのような高度な技術と圧倒的な手間を掛けたようなジュエリーとは違う、格段にレベルの低いジュエリーだったのです。 革命前のような高度な技術は、常時作り続けていないと維持出来るものではないのです。ロシア革命のような大混乱と疲弊しきった経済の中では、高度な技術は到底維持出来るものではありません。 だからこのロシアのペンダントは間違いなく革命前のロシアで作られた物だと僕は確信しているのです! このロシアのペンダントは、一度革命政府に没収されて、その後売りに出されてアメリカ経由でヨーロッパに来て、日本にまで来てしまったのです。 |
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美しい斑のある真珠と贅沢なダイヤモンドの使い方、それに繊細精緻なミル! このような曲線の透かしを糸鋸で挽いて作るのが如何に大変なことか! だからこういうデザインのジュエリーは滅多に見る物ではないのです!!ロシアのジュエリーならではの細工なのです!! |
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脇石のダイヤモンドも大きくて厚みのあるクリーンな石で、カットもとても良い石が使われています。 | ||||
表も裏も全く同じような完璧な仕上げで、コンディションの良さもパーフェクトと言えるレベルですが、こんなに良いコンディションの物は極めて珍しいのです! 革命の嵐を逃れて亡命したロシア貴族が持って国外に出たであろうことを考えると、ロシアのジュエリーにはドラマチックなものを感じます。 |
18Kホワイトゴールド・チェーン(モダン)41cm チェーンはアンティークではありませんがしっかりしたチェーンです。 |
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