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スリーカラー・ゴールド ブローチ&ペンダント フランス 1830年〜1840年頃 |
花束とリボンの部分は、無数の点をタガネで打つことでマットに仕上げてあり、そのことによりゴールドのレコード盤のように輝く背景の中央に美しく浮かび上がっているのです!! バラの花と葉が立体的で且つ繊細な実に巧みな彫金ですし、いくつかの花とリボンは何とホワイトゴールドを使っているのです!! これは19世紀のジュエリーでは相当なハイレベルのジュエリーでも、これほどたっぷりとホワイトゴールドを使っているのを見たことがないので、例外的なことなのです!! ホワイトゴールドは一般的に1920年頃から使われるようになるのですが、これはホワイトゴールドが高価な素材だったからも知れません。 ゴールドの花びらの中央にまるでダイヤモンドをセットしたかのように、ホワイトゴールドを蝋付けしたり、逆にホワイトゴールドの花びらの中央にゴールドで花心を付けたりと、作者のセンスの良さと技量の確かさが余すことなく発揮されているのを見ていると、思わずじ〜んと心に訴えるものを感じます。 |
シードパールの外側の上下の縁飾りも中央の花束と同じ素晴らしい細工ですが、その立体的で繊細な作りは、動かしたときに美しく輝き、花束とはまた違った静かな輝きという風情があるのです♪ |
ゴールドの花びらの花心はホワイトゴールドですが、この部分は直径1mmしかない極小の物であることを考えると、そこに沢山の点をタガネで打った職人の高度な技に感服するしかありません!! シードパールの内側のマットゴールドの彫金もとても為の掛かり素晴らしい彫金です! |
美しいですね〜♪ 見惚れますよ♪ この立体的で且つ繊細な彫金! しかもホワイトゴールドを過去に見たことない贅沢な使い方で、スリーカラー・ゴールドのコラボレーションは本当に美しい!! |
この画像の色が実物に近いかも知れません。 |
シードパールの留め方もとても丁寧でセンスの良さを感じるものです。 |
この画像でレコード盤のような輝きが少しは分かって頂けるかも知れません。 |
ブローチのピンの受けは倒れる構造で、ピンは外せる構造ですが、何とネジを切ってあるのではなく、特別の作りになっています!! これは修復師の名人X師が、ネジでは耐久力に問題があるので特別に工夫したのだろうと感心していました!! やっぱり良い物という物は細部の気の使い方が違うってことですね。 何故かペンダント様の金具は付いていませんが、表から見て全く問題に稼働式のバチカンを付けてペンダントとしても使えるように加工致します。加工代は無料です。 |