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金のボート(ブローチ) イギリス 1880年頃 18K 長さ6,3cm 重量11,9g ¥348,000-(税込) この金のボートこそ絶対に僕が扱わなくてはならない物だと確信しています! 売れるかどうかなんて、もう関係ないんです(笑) だって完璧な立体的な作りのボートのブローチなんて38年間もこの仕事をやっていても見たことも聞いたこともなんですから!! だからこの金のボートも名人修復家のXに見てもらったのですが、彼はこれは一枚の金の板を絞って作ってありますねと驚いていました! これは本来ジュエリー製作の技術ではなく、銀の器などを製作する時の技法である鍛金や絞りという技法を使った、小さな美術品と言える立派な作品です!! たぶん実際に本物のボートを写生して寸分違わずに金で作ったのでしょうが、一枚の金の板を叩いてボートの形に絞りだすなんて凄すぎます!! しかし、この金のボートの魅力は技術的なことはさておき、美しい造形に尽きるのです!! 僕は昨日の夜、この金のボートを見ながら酒を飲んでいたのですが、その美しさに見惚れてしまい、6年前の出来事を想い出しながら東の空が明るくなるまで飲んでしまいました(笑)。 どんなに高度な技術で手間を掛けた物でも、美しいとは限りませんが、この金のボートは男心をくすぐるものがありますね。 これに関しては細かな説明など必要ないと思います。 唯、一言だけ言っておきますと、これを見たロンドンの元ガラード(英国王室御用達の銀器と宝石店)の物を作っていた職人が、僕は1万ポンド(約150万円)もらっても絶対にやりたくないと言っていたそうです。 この金のボートは完全に立体的に作ってありますが、ブローチとして作られています。実際に付けてみると意外に収まりが良くて使いやすいのです。 |
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ボートの内部も実物と全く同じ作ってあるのだと思います。 内側の二枚の仕切り板は外せるように見ますが。実際には蝋付けしてあるのです。 如何にも外せるように見えるように作ってあるのが素晴らしい!! |
360度どこから見ても完全に立体的に作ってあり、完璧な細工と仕上げには感動するばかりです!!! |
僕がこれを水に浮かべたくなった気持ちが分かるでしょ?(笑) |