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フランス? 1820年頃 天然真珠、クッションシェイプカット・ダイヤモンド、 18K(ピンクゴールド、グリーンゴールド、イエローゴールド) 重量45,3g 長さ 19,5cm(サイズ変更可能) アンティークケース付き ※パーフェクト・コンディション Sold |
このブレスレットは僕が過去に扱った同時代の金細工の中で、37年間で総合的に最も高度な技術で作られた作品ですし、最も美しい作品だと確信しています!! まず何と言っても一番の魅力は、過去に見たことのないような美しいスリーカラーゴールドを使っていることです!! |
グリーンゴールドも美しい色合いですし、イエローゴールドは二種類なので、フォーカラー・ゴールドと言って良い素晴らしいカラーゴールドです!!しかも各部分を4色の金で細かに使い分けているので、そのグラデーションの美しさには眼を奪われてしまいます!! そしてさらにその上に無数のグラニュレーション(粒金)をグラデーションをかけて蝋付けしているのですから、正に空前絶後の驚異的な高度な技術と膨大な手間を掛けて作っているのです!!!それに一見華奢に見えても200年たっても完璧に状態を保てる耐久力があるのは、こういう手間のかけ方作り方をしているからです!! 真珠とダイヤモンドの後ろはオープンセッティングにしてありますが、この年代として希なことで、このブレスレットが相当な身分の高い貴族の為に作られたこと物である証と言えるでしょう!! |
大きな天然真珠のフレームには美しいロープ状の彫金が施されています。その周りの四個の小さな天然真珠は少し扁平な珠で形を揃えてありますが、これも美しく見えるように考えてのことなのです!作者は腕が良いばかりではなくて、センスの良さも抜群だってことですね! このブレスレットに留めらられているダイヤモンドにも、これが如何に特別に作られた作品かが良く現れています! |
だからアンティークジュエリーでもこれほど美しいカラーゴールドは使われていないのです!!ましてや現代のカラーゴールドなどは論外です(笑)。 フォーカラー・ゴールドの膨大な数のパーツと、これも膨大な数のグラニュレーション(粒金)それにメッシュだけでも1000個以上のパーツを一つ一つ手で作り、さらに一つ一つを蝋付けする作業は、おそらく5年から10年もの時間を掛けているのに違いないのです!!! それにこのブレスレットの重さは45,3gあるので、今の金地金の相場で約19万1千円ほどのなりますが、19世紀初期は金地金が歴史上最も高価だった言われている時代です。おそらく今の20倍はしたでしょうから、地金代だけでも約380万円にもなってしまうのです!!! 工賃と地金代の合計は3,382万円になりますが、これはあくまでも原価ですから、最低でも注文主からは7千万円はもらわないと商売にはならないでしょう!! だから僕はいつも言っているのです。優れたアンティークジュエリーほど安い物はないとね(笑)。現代のジュエリーは高すぎるんです(笑) これだけ繊細な金細工なのに200年もの年月に耐えて完璧な状態を保っている耐久力があるのは、作り方が全く違うからです! |
真珠と真珠の間の少し大きな半球状の物に極小の点を打っていますが、これも珍しい技法です! |
一つ一つの粒金の形が完璧ですし、グラデーションを掛けて蝋付けしているのですらね〜!それに粒金の数も膨大な数でおそらく軽く2,000個オーバーでしょうから、粒金を作るだけでも信じられない程の時間を掛けているのです!!! |