ストロイドンクアールヌーボー　ブローチ＆ペンダント　アンティークジュエリー

正に幻想の美！不死鳥伝説に相応しい石、ラブラドライトを使ったアールヌーボーの傑作！！♪
ラブラドライトは写真写りが悪いので石の裏側の画像を合成しています。

『不死鳥伝説』
ストロイドンク作
ベルギー　1900年頃
ラブラドライト、ローズカットダイヤモンド
18Ｋ、シルバー
6cm×3,6cm　重量14,5g
Sold
ベルギーのアントワープには巨匠ヴィクトル・オルタが建築した世界遺産のアールヌーボー建築群があるように、ベルギーではアールヌーボーがとても人気があったのです！

この『幻想の不死鳥』を作ったストロイドンクもベルギーを代表するアールヌーボーの作家で、彫刻家でデザイナーでもあるというストロイドンクならではの素晴らしい作品です！！！♪

この『幻想の不死鳥』は、数々の優れた特徴がありますが、まずはデザインからお話致しましょう。

このデザインは、当時の流行を追ったフランスの一般的なアールヌーボーとは一線を画するもので、もっと先を行く現代のアーティストの作品のようで幻想的なイメージを感じる素晴らしいデザインです！！

最初、鶴かとも思ったのですが、胴体の火炎のような羽毛のイメージから、数百年に一度、自ら香木を積み重ねて火をつけた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという不死鳥（火の鳥）のイメージで作者は作ったんだろうなと僕には思えたのです。

火炎のような羽毛の胴体と四角い棒状の力強さと荒々しさを感じる足、左右に開いた足先には、この幻想的な作品のイメージに相応しい球状のラブラドライト（曹灰長石）が付いています。

このラブラドライトは特に透明感のある珍しいタイプで、石の中から光りが浮かんで来るような不思議な遊色効果が見られるのです！！！

球状なので見る角度によって様々な遊色効果があり、何ともファンタジックです！！

この作品にはラブドライト以外は考えられないぐらいぴったりの石です！さすがストロイドンク！♪

これはブローチとしてもペンダントとしても、付けた時に注目を浴びる素晴らしいデザインのジュエリーなのです！！♪

↑は石の裏側の画像です。
実物は表からも幻想的で美しい石ですが画像ではどうしても写りが悪いのです。
実物は裏の画像のように半透明で幻想的な美しさを感じる石です！！

この角度で見ると火炎のような羽毛の胴体の立体感と、そのイメージにぴったりの足の造形は、ストロイドンクが彫刻家でもあったことが納得出来るのです！！！こういう造形は、並のアールヌーボーでは足下にも及ばないアーティスティックなセンスが感じられるのです！！

球状のラブラドライトが見る角度によって様々に変化するのも分かります！

そしてこの『幻想の不死鳥』には、100年以上の時を経た金細工ならではのパティナ（表面に付いた埃などが石化した物）が、焼き物の景色のようで何とも良い味になっています！これは偶然の美ですが、アンティークジュエリーならではの魅力なのです！♪

燻し銀ならぬ燻し金と言えるような魅力です！金が銀のように燻せないので、パティナが良い感じに付いているのはとてもラッキーな現象なのです！特にこのような幻想の美をテーマにした作品には・・。

裏表のない素晴らしい作りと仕上げです！！

ブローチのピンにはセーフティーが付いています。

この画像でも球状のラブラドライトの幻想的な魅力が分かります！

裏がこれほど美しい！いや、裏表の区別が全くないといえるような出来映えは、これぞストロイドンクの作品と言えるのです！！！

左右の羽の先端にチェーンを付けるための釣り針型の金具が付いています。首の裏にまで火炎のような羽毛が彫られていますし、羽の立体的な作りも良く分かります。それに足の造形の見事さも良く分かります。