とってもお洒落場で美しいメガネ
『ゴールド　ロニエット』

フランス　1840年代
ギロッシュエナメル、18K
8cm×2,5cm 　重量35,5g
レンズは現在は弱い度のレンズが付いていますが、レンズは自分の眼に合わせてオーダー可能です。
ロニエットはいつも探しているのですが、このロニエットのようにジュエリーと言えるようなハイクラスの
物は久しぶりの入荷です！♪

手に持つ部分にある小さなレバーを下げると、スプリングでぷしゅっとレンズが飛び出す仕掛けですが、このロニエットは作動が素晴らしいです！♪

高級なレストランなどでメニューを見る時に使ったら、一目おかれてサービスが良くなること請け合いです（笑）。

現代でもロニエットらしき物はあるのですが、機能性一点ばりの味気ない物しかありません！

このロニエットは素晴らしい作りですので、拡大画像を見て頂きながらお話致しましょう。

地模様を彫った美しいブルーのギロッシュエナメルが美しい！♪エナメルに囲まれた部分には、まるで日本の金工の技を思わせる非常に細かな模様がタガネで打たれていますが、これは古い年代の高級なゴールド・ジュエリーにだけ見られる、高度な技術であり圧倒的な手間の掛かる細工なのです！！

外側の縁にも連続する模様が彫られていますが、二本のラインが交差してその中に粒金を掘り出しているのが分かります！！これもどれだけ手間の掛かる細工か！！♪

エナメルの詳しい説明は《知られざるエナメルの魅力》でご覧下さい。

裏も同じ細工ですが、中央部にイニシャルを入れるためのスペースがあります。エナメルの僅かの傷がありますが、160年から170年もの前に作られた貴重な物としては充分に許せる範囲のことです。表裏の両面にこれだけの細工をしてあるのは、このロニエットが如何にハイクラスの物として作られたかの証なのです！！重量が35,5gもある金を贅沢に使ってあるのも、アンティークでもなかなかない物です！

ロニエットは使って楽しめる物、アンティークならではの極めて贅沢な小物なのです！♪しかもこのクラスのロニエットは、この後いつ出会うか全く分からないほど珍しい物なのです！！