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『超絶技法の金細工』 スリーカラー・ゴールド ブローチ フランス 1880年頃 天然真珠、18Kスリカラー・ゴールド(イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド) 直径2,5cm 何処かに和のイメージを感じさせる実に美しいスリーカラー・ゴールドのブローチです!♪ 中央の菊の花のような部分は、花弁一枚一枚の肉眼では分からないほど細い金線を縒り線にした物をとても丁寧に蝋付けしてあります! そしてその周りを透かしにして、その外側に直径1mm以下の極小の粒金を多数蝋付けして、一つ一つの粒金に極細の縒り線を丹念に巻いているのですが、この細工も可成り倍率の高いルーペで見ないと分からない超細密な細工です!! ジョージアン(19世紀初期)のゴールドジュエリーでも、これぐらい繊細な粒金と縒り線の組み合わせはあるのですが、これは蝋付けの技術がこの年代としては見たことがないような、ハイレベルで、金蝋が流れているような部分が一切無く、非常に完成度の高い完璧な出来映えです!!! 外側のイエローゴールドとホワイトゴールドの細工の部分は、地の部分に日本の金工の技法である魚子(ななこ)のような無数の小さな点を鏨(タガネ)で打って半艶消しにしてあります。 一般的にはホワイトゴールドもプラチナと同じ時期(1905年頃)から使われ始めるので、このブローチが如何にハイレベルのジュエリーとして作られたかが分かります!! 最も外側の縒り線はダブルの縒り線ですが、これも珍しい細工です! 細かな金細工がお好きな方には絶対に逃してはいけない逸品です!!! 無名の作品でこれだけの素晴らしい細工の物があるのがアンティークジュエリーの魅力なのです! |
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これだけ大きく拡大して欠点が全く感じられないのは本当に凄いことです!! 単に細かな細工というだけでなく、もの凄く完成度の高い細工だから、ここまだ極端に拡大しても美しいと感じるのです!! 僕が37年間見てきた中でもトップスリーに入る空前絶後の金細工です!! ← でも1円玉より少し大きなだけの小さな物であること忘れないでくださいね!! これはつい大きな物を思われてしまうことが多いので念のために・・。 こんなに小さな物でこれだけの超繊細な金細工は希に見る超絶細工なのです!! |